台湾にて、史上最高額のランボルギーニ「チェンテナリオ」が目撃される。このボディカラーは一体?

2020-05-26

台湾・台北市の某ガソリンスタンドにて、世界限定40台(クーペ20台、ロードスター20台)のみ販売されたランボルギーニ「チェンテナリオ・クーペ」が目撃されています。
こちらの個体、ボディカラーはランボルギーニ「アヴェンタドールSV」の専用カラーであるロッソ・ビア(Rosso Bia)にも似ていますが、実際にはロッソ・エフェスト(Rosso Efesto)という特別カラーになります。
ちなみに、”ロッソ”はイタリア語でレッドカラーで、”エフェスト”とはギリシャ神話にて登場するゼウスとエラの息子(厳密にはエラのみの息子)で、鍛治・手工芸・火の神を指します。ランボルギーニは、ボディカラーの名称にギリシャ神話や動物、サーキット場などの名称を引用するケースが多く、今回のボディカラーにもギリシャが用いられていますね。


台湾には、これまで3台の「チェンテナリオ」が納車されているとのことですが、そもそも同車は台湾史上最高額を記録したとんでもない個体。
日本での車両本体価格では約2億円と言われる「チェンテナリオ」ですが、台湾では自国ブランドを持たず、韓国のように輸出産業として発達していないため、自動車の関税は少なくとも165%支払う必要があるといわれています。
そのため、単純に車両本体価格が1.65倍になってしまいますが、こうしたスーパーカーともなると更に関税が高くなるとのことで、価格にして約5億円以上の価値が付いてしまうのが「チェンテナリオ」。

全体的なスタイリングはもちろんですが、ワインレッドに近いレッドカラーに身を纏い、フロントやサイド、リヤディフューザーといったカーボンファイバ製フルエアロが装着された上に、ディテールポイントにはレッドのアクセントが加えられた姿は何とも美しい姿ではありますね(ガソリンを給油する従業員もかなり緊張しているでしょう…)。

ナンバープレートには、トリプルAに加えて、恐らく最高出力を現す770馬力が加わった希望ナンバーと思われます。

ガソリン給油が終了した「チェンテナリオ」。
ブラックカラーのカーボンホイールにレッドカラーのブレーキキャリパとの相性は抜群。

ガソリンスタンドを後にします・・・街並みに合わず、かなり浮いている感はありますが、とてつもない存在感を放っていますね。

同車のパワートレインは、排気量6.5L V型12気筒自然吸気エンジンを搭載し、最高出力770ps/8,500rpm、最大トルク690Nm/5,500rpmを発揮。車体重量は1,520kgで、トランスミッションは7速セミATを搭載。
ランボルギーニといえば、闘牛を由来とした車体名称がほとんどですが、「チェンテナリオ」はイタリア語で100周年を意味。これは、ランボルギーニが生誕100周年を記念したモデルであることを意味した名称となっています。

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Reference:AUTOGESPOT