スバルが東京OSにて「VizivパフォーマンスSTIコンセプト」を発表。より高性能を意識した気合いの一台

2020-05-27

今週末より開催予定となっている東京オートサロン2018にて、スバルの近未来型ハイパフォーマンスモデル「VisivパフォーマンスSTIコンセプト」が出展されることとなりました。
この個体は、昨年の東京モーターショー2018にて出展された「Vizivパフォーマンスコンセプト」をベースにしたもので、「WRX STI」のようにモータースポーツやコンプリートカーの開発にあたる様々なノウハウを取り込んだ高性能モデルとして登場します。


そのため、今回のティーザー画像にも公開されている通り、フロントバンパーは「WRX STI」よりも更にアグレッシブ化し、フロントリップやサイドリスリップには特別なレッドディテールアクセントが加わったフルエアロ、フロントグリル部にはやはりハイパフォーマンスを意味するSTIロを追加。
そして、(形状も独特な)大型リヤウィングが装着され、「WRX STI」よりも空力特性を改良したデザインとして登場する可能性が高そうです。

パワートレインについては、未だ明確な情報は無いものの(そもそも内燃機関なのか電気なのかも不明)、スバルのセールス&マーケティング担当マネージャーであるデイビッド・デルー・ストリット氏 曰く「既存の排気量2.5Lのボクサーエンジンに未来は無く、その代りとしてダウンサイジング化された排気量2.0Lの小型ターボエンジンに電動機を加えたハイブリッドシステムとAWD駆動により、ハイパワーな一台を提供したい」とコメント。
プラットフォームについては、スバル・グローバル・プラットフォームをベースとした進化版が搭載されると推測。

因みに、同モーターショーでは、ニュルブルクリンクサーキット向けに開発されたモータースポーツモデル「WRX STI NBRチャレンジ2016」や「BRZ GT300 2017」といったレジェンドモデル達が多数登場するとのこと。

Reference:motor1.com

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関連記事:スバルの次期「WRX STI」はハイブリッドエンジンを搭載予定。販売は2020年か(2017/11/15投稿)


スバルのハイパフォーマンスモデル「WRX STI」の次期型に、プラグインハイブリッド(PHV)モデルが登場する可能性が高いとの情報が浮上。
これは、スバル・ヨーロッパのセールス&マーケティングマネージャーのDavid Dello Stritto氏がコメントしたもので、次期「WRX STI」は環境法規制に優しいモデルになるとして、同時にオランダのウェブサイトAutoRaiからのインタビューにおいても、同氏は「WRX STI」の排気量2.5L 水平対向4気筒ターボチャージャーエンジンに”未来は存在しない”と強く表現し、プラグインハイブリッド(PHV)への置き換えを前向きに検討していることを示唆。

なお、これは確定的ではないものの、仮にPHVモデルをラインナップするに当たり、電気モータを必然的に追加するため後輪に各1個ずつ設けて効率的な燃焼要素に加えて低燃費な走りを追求するモデルが登場する可能性も。
今現在、本格的にハイブリッドモデルをラインナップしていないメーカはスバルを含めてマツダの2社のみ。
マツダは、トヨタとの技術資本提携により、来年以降にもハイブリッドモデルやEVモデルの開発が進められることとなりますが、未だハイブリッドエンジン搭載の計画を発表していないのがスバルのみ。

スバルとしては、将来的には環境法規制に準じた新たな「WRX STI」の登場を願っているも、その一方で走りの楽しみを常々最優先する同社の基本コンセプトに基づき、市場の動向を慎重に検討しつつ、情報展開して将来の計画に役立てるべく、ハイブリッド化に向けてのグローバルプッシュを示唆。
もちろん、プラットフォームもスバルグローバルプラットフォーム(SGP)アーキテクチャをベースに、電気モータを搭載することも考慮した設計が見直されると思いますが、この個体は早くとも2020年に登場する可能性があるとのことで、ハイブリッド市場へのスタートが遅れたスバルにとって、どの程度まで食いつくことができるのか、とても気になるところではありますね。