アポロ「IE」が夜の香港を走る。一台だけもはや車ではなかった件【動画有】

2020-05-27

ドイツの自動車メーカであるアポロ・オートモービルが発表した、新型ハイパーカー「IE(Intensa Emozione)/インテンサ・イマジオーネ」。
「Intensa Emozione」は、スペイン語で”激しい感情”を意味しますが、まさしくその名に相応しいスタイリングとスペックを持った一台で、先日、僅か13秒ではありますが初めて公道(香港)を過激に走行する姿が動画にて公開。
今回も同じ香港にて走行する動画が公開されていますが、香港の夜&ハイウェイロードに進入し、その異彩過ぎるスタイリングと驚異的なサウンドを奏でる「IE」はもはや別次元の一台となっています。
※近年では、ダウンサイジングターボや電気モータと大排気量エンジンを搭載したハイパーカーが登場していますが、そのような環境に適した個体とは裏腹に、完全なる内燃機関重視のV型12気筒NAを搭載したものが「IE」となります。


下の画像にもありますが、「IE」のフロントナンバープレートの位置は中々センスが必要かもしれません。
日本のような作りともなるとプレート取付け位置で色々と悩むのかもしれませんが(「ラ・フェラーリ」のようにフロント先端下部にボルト穴を設ける)、そもそも世界限定10台の「IE」が日本に上陸するのかも不明ですが、日本での車検が通る仕様になっているのかも気になるところです。

この「IE」は、排気量6.3L V型12気筒自然吸気エンジンを搭載し、最高出力780ps、最大トルク760Nmを発揮するハイパフォーマンスモデルで、ステアリングホイール後ろにはパドルシフトを設けた6速ATのトランスミッションを保持。大量のカーボンファイバをシャシー(クラッシュボックス付のカーボンファイバモノコック)とボディパネルに採用により車体重量は1,250kg、前後重量配分は45:55を実現。
パワーウェイトレシオは1.6kg/ps、0-100km/hの加速時間は2.7秒というランボルギーニ「アヴェンタドールSV」の2.9秒よりも速い驚異的な数値をたたき出しています。
足回りについては、レーシングカーからインスパイアした専用サスペンションとブレンボ製カーボンセラミックブレーキを搭載のため、強力なブレーキング性能を発揮します。

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【Apollo IE | Road Testing in Hong Kong (Raw Footage)】

Reference:motor1.com