ロータスが「エヴォーラ・GT410 Sport」を発表。「エヴォーラ Sport410」に比べてダウンフォースは50%増しに

2020-05-26

中国・上海の吉利汽車(ジーリー)の傘下となったイギリスのスポーツカーメーカであるロータスが、「エヴォーラ Sport 410」の改良モデルとなる「エヴォーラGT410 Sport」を発表。
この個体は、従来モデルよりも(重量増が要因のオプションを設定しなければ)28kgの軽量化を図っており、車体重量にして1,256kgを実現。
トランスミッションとしては、標準にて6速MTのショートスローマニュアルボックスを搭載します。
もちろん、オプションラインナップには6速ATも準備されていますが、このトランスミッションを搭載することにより+11.8kg重量増加することとなります。


もう一つのオプションとしては、2+2シータ(つまりは4シータ)の設定も可能とのことですが、こちらについても後席は子供や荷物置き用のスペースしか確保できていないため、エマージェンシーシート用以外での実用性はゼロ。
個人的には、コンパクトスポーツモデルには不要のオプションと言っても良いと考えています(車体重量も大幅に増加しますし)。

「エヴォーラGT410 Sport」は、フロント・リヤボディパネルにカーボンコンポジットが採用されており、軽量化はもちろんのこと、強力なダウンフォースを発生するスタイリングへと改良。
これにより、従来モデルよりも50%以上(96kg)のダウンフォースを発生することが可能となっています。

インテリアは、アルカンターラとレザーを用いたバイマテリアルシートを採用しており、これに加えてイエローパネルのアクセントで更なるスポーティさを追加。

パワートレインとしては、排気量3.5L トヨタ製V型6気筒エンジンを搭載し、最高出力410hp/7,500rpm、最大トルク420Nm/3,500rpmを発揮。0-100km/hの加速時間は4.0秒、最高時速305km/hにまで到達します。
なお、価格帯としては約1,280万円からとなっており、従来モデルよりも約200万円増しでの販売となります。

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Reference:autoevolution