トヨタ・新型「アヴァロン」が遂に世界初公開。グリルは2種類、レクサス風メッシュでインパクト増大だ

2020-05-26

昨日より開催中のアメリカ・デトロイトモーターショー2018にて、トヨタの5代目最新サルーン「アヴァロン」が遂に世界初公開されました。
他メーカがクロスオーバーやSUVを発表する中、トヨタは全く新しいサルーンにて勝負を仕掛けてくるところは意外ではありますが、今回のモデルは相当注目が集まっていただけに、そのインパクトは大きかった模様。

今回の新型「アヴァロン」に搭載されるプラットフォームは、TNGA(トヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャ)を備え、全長4,978mm×全幅1,849mm×全高1,435mm、そしてホイールベース2,870mmとワイド&ローのスポーティスタイルとなっています。


早速フロントデザインを確認していくと、その迫力満点とも言うべき大口のフロントグリルは、近年のトヨタ「カローラ」にも採用のキューンルック(グリルはレイヤー状)を取入れ、それとは反対にスリム過ぎるY字型LEDデイタイムランニングライト(ランボルギーニの最近のシンボルにもなってきている)が組み込まれていますね。

ちなみにこちらはスポーツモデルの「アヴァロン」。
フロントグリルが全てメッシュ(網目)タイプへと変化し、アグレッシブさが倍増。
レクサスのF SPORT専用となるメッシュグリルを彷彿させるデザインとも言えますね。

リヤデザインにおいては、リヤエンドが再設計され、リヤテールライトもトランク側へと繋がるストリップタイプへと一新。
また、リヤバンパー中央には”AVALON”と表記され、以前フルモデルチェンジを果たしたばかりの「カムリ」と同じレイアウトとなっています。

こちらはスポーツモデルのリヤデザイン。
リヤスポイラーにはカーボンファイバパーツが装備され、マフラは両サイド2本出しへとアップグレード。

続いてはインテリアを見ていきましょう。
トヨタの新しいEntune3.0インフォテイメントシステムにより、センターコンソールを大きく支配し、こうした機能にはコネクトサービスやWi-Fiホットスポット、サウンドシステムなどにもアクセスが可能となっています。
オーディオシステムについては、1,200ワットを誇るJBL 7.1チャンネルシステムが搭載され、更にはスマートウォッチやAmazon Alexa Connectivity、Apple CarPlay、Android Autoとのトヨタリモートコネクト、USBポート(5口)、ウッド&レザートリムといったオプションも充実。

メータパネルには、新たな7インチディスプレイが搭載され、ユーザーは車両情報や安全設定、ナビゲーション機能の確認が可能となっています。
その他の機能としては、アダプティブダンピング・ショックアブゾーバーとアクティブ可変サスペンション、独立式ソレノイドコントロールバルブ、フロント・リヤGセンサー、そしてリヤ・マルチリンクセットアップも追加されています。

また、フロントガラスには、10インチのヘッドアップディスプレイが追加されています。
パワートレインとしては、排気量2.5L 直列4気筒エンジン+電気モータのハイブリッドタイプ(最高出力206ps、最大トルク249Nm)と排気量3.5L V型6気筒エンジンを搭載するアップグレード版(最高出力305ps、最大トルク362Nm)がラインナップされます。
パフォーマンスとしては、レクサス同様に走行モードが搭載され「Eco」「Normal」「Sport」の3種類を準備。ちなみにツーリンググレードと呼ばれるスポーツモデルについては、新たに「Sport+」が追加され、エンジン・エキゾーストサウンドが変化する仕組みとなっています。

安全機能としては、歩行者検出機能付きプリコリジョンシステムやフルスピードレンジダイナミックレーダークルーズコントロール、ステアリングアシスト付レーン警報、自動ハイビームといったトヨタセーフティシステムPが標準装備されます。
その他には、リヤクロストラフィックアラートやリヤガイドモニタ、警報付パノラマビューモニタ、リヤクロストラフィックブレーキシステムを備えたインテリジェンスクリアランスソナーといった有償オプションも準備されます。

なお、新型「アヴァロン」は今春より注文受付を開始する予定で、価格帯については後日公表予定となっています。

【関連記事】
トヨタ・新型「アヴァロン」の新ティーザー映像が追加。リヤウィンカーは新たに「流れるように消える」模様【動画有】(2018/1/6投稿)
トヨタ・新型「アヴァロン」のティーザー画像が公開。まるでランボルギーニのようなY型LEDを採用?(2017/12/10投稿)

Reference:CARSCOOPS