ランボルギーニの2017年販売台数は前年比+10.4%、日本は昨年同様2番目に購入している国に

2020-05-27

ランボルギーニが2017年の年間販売台数を発表。
2017年の総販売台数は、過去最多となる3,815台を記録し、昨年の販売記録3,457台から350台以上(前年比+10.4%)多く売り上げる結果となりました。
なお、その販売記録をけん引しているのはやはり「ウラカン」と「アヴェンタドール」で、「ウラカン」は四輪駆動(AWD)/後輪駆動(RWD)モデル併せて2,642台で前年比+12.3%増、一方の「アヴェンタドール」は1,173台で前年比+6.3%増となります。


この販売台数は、2010年に一番販売台数が少なかった1,302台の約2.9倍もの台数を販売した2017年には、世界50か国145店舗(昨年は135店舗)まで拡大したことも大きな要因と言えますね。また、今年はランボルギーニのSSUVモデルとなる「ウルス」も販売されたため、これにより2019年までに年間販売台数を7,000台にまで拡大するとのことで、今年も一体どこまで成長するのか非常に気になるところ。

ちなみに、世界で一番ランボルギーニが売れた国はアメリカの1,095台。アメリカの次に売れているのが昨年同様日本で411台、それ以外はイギリスが353台、ドイツ303台、中国265台、カナダ211台、中東164台となっています。

新たな「ウルス」専用工場はこんな感じ
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ランボルギーニのスーパーSUVモデルとなる「ウルス」が、今年の12月4日に正式発表されますが、それに合わせてこの個体専用に増築した工場のティーザー映像が公開に。
ランボルギーニ「ウルス」は、ベントレー「ベンテイガ」やポルシェ「カイエン」、アウディ「Q7」、フォルクスワーゲン「トゥアレグ」の製造ラインとは全く異なる専用ラインを構築するために、ランボルギーニ工場を80,000m²から160,000m²へと拡大。
この工場は「Lamborghini Factory 4.0」と呼ばれており、「ウルス」専用の組立てラインはもちろん、テストトラックも構築され、「ウルス」に掛ける想いが大きく伝わってくるティーザー映像となっています。
※「Lamborghini Factory 4.0」の”4.0″は、新型エンジンの排気量4.0Lからの由来の可能性も。

同車は、以前にアルファロメオのSUVモデル「ステルヴィオ・クアドリフォリオ」が生み出した最速記録を塗り替えることも視野に入れていますが、その一方でランボルギーニが2019年までに年間販売台数を3,500台から7,000台に倍増する予定で、車両販売価格は約2,400万円からを計画しているとのこと。

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なお、パワートレインはアウディ「RS7」やポルシェ「カイエン・ターボ」、ベントレー「コンチネンタルGT」と同様の排気量4.0L V型8気筒ツインターボエンジンを搭載。
とはいっても、全く同じエンジンを共有するわけではなく、フォルクスワーゲングループが根本から構築するエンジンとのことで、最高出力660ps、最大トルク813Nmを発揮することが期待されています。
そんなランボルギーニ「ウルス」ですが、まず始めのモデルとしては純粋な排気量4.0L V型8気筒ツインターボエンジンのガソリン仕様が先行で販売され、その一年後にプラグインハイブリッドモデルが登場するといわれており、最高出力は700psを優に超えるとのことです。

【Building the future: The Lamborghini Factory 4.0】