韓国・起亜「スティンガーGT」はポルシェやBMWよりも速いことが発覚。コーナリングも速いぞ【動画有】

2020-05-27

韓国の自動車メーカ・起亜と言えば、先日新たなモデル「フォルテ・セダン」とランボルギーニ「アヴェンタドール」を比較した謎のオモシロ動画が話題となりましたが、その一方で中型スポーツセダン「スティンガーGT」が本格的に他社モデルよりも走行性能が優れていることを示した動画が公開されています。
「スティンガーGT」は、ドイツメーカであるBMW「4シリーズ・グランクーペ」やアウディ「A5スポーツバック」といった高性能モデルに代わるお手頃なスポーツカーとして販売。
パワートレインは、排気量3.3L V型6気筒ツインターボエンジンを搭載し、最高出力365hp、最大トルク510Nmを発揮。0-100km/hの加速時間は4.6秒にて到達し、トランスミッションは8速AT、価格としては545万円からとなっています。

今回は、その走行性能がどこまで優れているかをポルシェ「パナメーラ」やBMW「640iグランクーペ」と比較していきます。

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今回比較するテストは「加速・コーナリング・スラローム・クローズコースラップ」の4種類。

1つ目の加速は、単純に0-100km/hの加速時間が短い方が勝利というもので、結果は以下の通り。
【加速性能/0-100km/hの加速時間】
1位 起亜「スティンガーGT」・・・4.6秒
2位 ポルシェ「パナメーラV6」・・・5.14秒
3位 BMW「640iグランクーペ」・・・5.18秒

2つ目のコーナリングは、カーラコーン内の定められたRコーナーを走行した際のG Forceはどれだけか、というもので結果は以下の通り。
【コーナリング性能】
1位 ポルシェ「パナメーラV6」・・・1.049G
2位 起亜「スティンガーGT」・・・1.024G
3位 BMW「640iグランクーペ」・・・0.966G

3つ目のスラロームは、等間隔に置かれたカラーコーンをクネクネと走行していき、どのモデルが最も速い速度にて走れるか、というもので、結果は以下の通り。
【スラローム】
1位 ポルシェ「パナメーラV6」・・・63.0MPH
2位 起亜「スティンガーGT」・・・62.8MPH
3位 BMW「640iグランクーペ」・・・59.6MPH

最後のクローズコースラップは、定められたコース内をどのモデルが最も速く走れるか、というもので、結果は以下の通り。
【クローズコースラップ】
1位 起亜「スティンガーGT」・・・45.70秒
2位 ポルシェ「パナメーラV6」・・・45.86秒
3位 BMW「640iグランクーペ」・・・47.78秒

以上の通り、加速性能やトータルバランスにおいては起亜「スティンガーGT」がポルシェ「パナメーラ」に僅差で勝利する結果となり、韓国モデルの性能の高さを確認することができます。
価格帯としても、約545万円からにて購入できる起亜「スティンガーGT」に対し、ポルシェやBMWはいずれも1,000万円近くの高額車両。
低価格にてこれだけのスペックを持つ起亜「スティンガーGT」は、ある意味お買い得な一台かもしれませんが、やはりブランド力やその後の品質面がどこまで向上しているかが気になるところですね。

【Stinger GT vs Porsche Panamera vs BMW 640i AMCI Test | Kia】

Reference:CARSCOOPS