スズキ「ワゴンR」等の4WDモデルが12万台の大規模リコール。ABS作動せず、既に600件以上が発生

2020-05-26

自動車ニュース”Response”の記事より、スズキ「ワゴンR」等の軽四輪駆動の7モデルが12万台超えの大量リコールを発令。

リコールの内容としては、後輪車速センサーの不具合によるもので、後輪車速センサーの樹脂材質が不適切なために樹脂が吸水する恐れがあるとのこと。
そのため、センサー内部の電子部品がショートしてしまい、センサーが異常信号を出力して、ABS警告灯が点灯して機能が停止または速度計が作動しなくなるおそれがあるとしてリコールを発令。


対象となるのは、2008年1月9日~2010年11月2日に製造された四輪駆動モデル「アルト」「アルト ラパン」「ワゴンR」「パレット」、日産「ルークス」、マツダ「キャロル」「AZワゴン」の7車種で、合計12万6,171台がリコールの対象となります。

改善措置としては、全車両、後輪車速センサーの識別番号を確認して対策前品が装着されていた場合は対策品と交換するリコール作業を実施するとのことですが、不具合車両が既に614件発生しており、今後更にその件数が伸びる可能性があります。なおここれによる事故は発生していないとのことです。

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