50年ぶりに復活したフォード「マスタング・ブリット」生産1号車がオークションに。落札額は新車のフェラーリが買えるレベル

2020-05-26

先日、アメリカにて開催されたデトロイトモーターショー2018にて、フォードの特別限定モデル「マスタング・ブリット」が50年ぶりに復活・世界初公開されました。
更には、世界で一番最初に生産された「マスタング・ブリット」が今回オークションの目玉商品として登場し、約3,600万円という高額値で落札(フェラーリ「488GTB」やランボルギーニ「ウラカン」が購入可)され、今回得られた収益金は、スティーブ・マックイーン独自の学校であるボーイズ・リパブリックにて寄付されることとなりました。


今回出品された個体は、1968年ピーター・イェーツ氏のハリウッド第一回監督作品となるアメリカ映画「ブリット(Bullitt)」に登場した一台で、この映画に主役として登場するスティーブ・マックイーン氏が運転する1968年型のフォード「マスタングGT390」をベースとした復活モデルとなります。

ボディーカラーも、当時のダークハイランドグリーンを採用しており、ブラックペイントによって施されたアルミホイールはもちろんのこと、レッドカラーのブレーキキャリパカバーを装着した現代風のアレンジも加えた、過去と未来の融合となる一台となります。

基本的なスタイリングは、当時のものではなく、現行型の「マスタング」を採用。
パワートレインとしては、「マスタングGT」からアップグレードされた排気量5.0L V型8気筒エンジンを搭載し、最高出力475hp、最大トルク569Nmを発揮。推定トップスピードは262km/hに到達すると言われ、トランスミッションは6速MTのみという激渋仕様。

インテリアは、ブラックを基調としグリーンのカラードステッチを施しています。
シートマテリアルは、フルレザーを採用し、ヘッドレストにはグリーンのカラードステッチにより”RECARO”と刺繍されていますね。

また、いくつのポイントには微妙にグリーンとクロムのアクセントが加えられていて、「Bullitt Electronics Package」を追加すると、ナビゲーションやメモリーシート、アップグレードサウンドシステム、ドライバーズアシスト機能も追加されます。
ちなみに、この個体は今年の夏に発売される予定となっていますが、具外的な価格設定はされていないとのことです。

【「マスタング」関連記事】
遂にここまで来たか。フォード「マスタングGT」がレクサス「LFA」と同レベルの加速力を発揮(2018/1/10投稿)
フォード「フォーカスRS」と「マスタングGT350」がドラッグレース。ほとんど差が無かったという衝撃【動画有】(2018/1/1投稿)
2018年モデル・フォード「マスタング」のオーダーガイドがリーク。質感はかなり向上に(2017/7/5投稿)

Reference:motor1.com