ポーランドにて、開発期間15年を掛けた特別カラーのレクサス「LC」が目撃に

2020-05-26

ポーランド・カトヴィツェにて、究極のオリジナルカラー”ストラクチュラル・ブルー”に身を纏ったレクサス「LC500」が登場。
このボディカラーは、レクサス「LC」専用として登場した塗料で、開発期間に約15年という期間を要した究極のブルーとなります。
そのため、このボディカラーにて「LC」を生産する際は、そのあまりにも複雑すぎる色相(40層以上)であることから、1日に僅か2台しか製造できない希少な組合わせとなります。
(っというか…ボディかなり汚れてませんか?)

このストラクチュラル・ブルーは、北米や南米の原産であるモルフォの蝶をモチーフにしたといわれており、プライマとクリアコートの間の15ミクロンメートルの層にて「LC」の車体に塗装。
更には、nano構造である超小型フレークは光で常に変化する色の印象を与える虹色を生成するとして、非常に複雑化しているとのこと。
また、従来の顔料塗料は、入射光の50%未満を可視青色として反映するものの、ストラクチュラル・ブルーは入射光の100%近くのレベルまで到達するというとんでもない領域となっています。
(汚れすぎてリヤエンブレムが見えない…)


なお、このボディカラーが用いられた特別モデルが登場する場合は、21インチ鍛造合金ホイールやカーボンファイバスカッフプレートが標準装備。
更には、インテリアカラーとしては、現行「LC」にも採用のブリージーブルーというブルーの上質なセミアニリンレザーと革張りのオレンジカラートリムを採用することで、全体的に爽やかな印象を与えます。

価格帯は今のところ全く不明ですが、これだけの複雑な色相を持ったボディカラーなので、かなり高額になることは間違いなく、もしかするといずれ発表されるであろう「LC F」に近い約2,000万円の個体になる可能性もありそうですね。
ただ、今回この特別なモデルが、日本とアメリカでしか販売されないため、なぜポーランドにて目撃されているのかは不明。
もしかすると、レクサスの最後のテスト走行も兼ねているのかもしれませんが、とりあえず洗車してあげて欲しいのが正直なところ(もしかすると、複雑な色相に付着する汚れから、何かしらのダメージを与えていないかどうかの評価を行っているのかもしれません)。

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Reference:AUTOGESPOT