新車価格の3倍。フェラーリ「458スペチアーレA」が中古市場にて販売中

2020-05-26

中古市場にて、フェラーリの特別オープンモデル「458スペチアーレA」が販売中。
前モデル「360チャレンジストラダーレ」や「F430スクーデリア」に続いて、「458スぺチアーレ」はフェラーリの代表モデル「ラ・フェラーリ」と同様の世界限定499台で販売し、V8自然吸気最後のハードコアモデルとして今現在も人気を博しているわけですが、この個体のオープンモデルが更なるプレミア価値を生み出しており、新車販売価格に対して3倍近く高騰し続けています。
※「458スペチアーレA」の”A”はアペルタの略称で、イタリア語で”オープンモデル”を意味します(「ラ・フェラーリ・アペルタ」も同様)。

「458スペチアーレA」のパワートレインは、クーペタイプ同様に排気量4.5L V型8気筒自然吸気エンジンを搭載し、最高出力605ps、最大トルク540Nmを発揮。
0-100km/hの加速時間はクーペタイプよりも0.1秒遅い3.0秒、最高時速は325km/hにまで達します。
ルーフは手動脱着式ではなく、アルミ製のリトラクタブルハードトップ(自動開閉式)を採用していますが、車体重量においては「458スペチアーレ」に比べて僅か50kgの差に抑えています。

今回、中古市場に登場している個体は、2015年に生産されたモデルで、走行距離は僅か”91km”とほぼ走っていないのと同じ新車レベル。
明らかに転売目的であることがわかる一台ですが、ボディコンディションはもちろんのこと、傷一つ無い極上品となります。
ボディカラーは標準的なロッソコルサにトリコロールストライプを加飾。

足回りにおいても、カーボンブレーキを採用し、ブレーキキャリパはボディカラー同様にレッドを採用。
過激なリヤディフューザーも標準仕様となっています。


内装はかなりシンプルではありますが、スパルタンな仕様のブラックとレッドのフルアルカンターラにフルバケットシートを採用。
トリム部にはふんだんにカーボンファイバパーツを使用しています。しかもかなり珍しい右ハンドル仕様。
中古車市場価格としては、約1.1億円と新車販売価格 約3,400万円の3倍近くとなっていますが、これだけ高騰していても売れてしまうのがフェラーリ。
やはり限定モデルであるということと、”フェラーリの厳しい審査をお金で買う”ということを考えると、妥当な金額なのかもしれませんね。

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Reference:CARSCOOPS