直4で700馬力?!レズヴァニが航空機をイメージした「ビースト・アルファX・ブラックバート」を世界初公開

2020-05-26

アメリカ・カリフォルニアの新興メーカ・レズバニが、以前に地球上で最もタフなモデルと言われるSUV「タンク」を発表しましたが、今回はマッハ3を超える当時の最速モデルとなる航空機「SR-71ブラックバード」からインスピレーションを受けたロードスターモデル「ビースト・アルファX・ブラックバード」を世界初公開しました。

関連記事:レズバニが地球上最もタフなSUVモデル「タンク」を発表。500馬力超え、防弾ガラスを装備(2017/10/9投稿)

この「ビースト・アルファX・ブラックバード」のパワートレインは、排気量2.5L 直列4気筒ターボチャージャーを搭載し、最高出力700psを発揮。世界限定5台のみ生産されるとのことで、車両本体価格は約2,500万円からとなっています。
ちなみに、5台の内一番最初にオーダーをかけたのが、アメリカの総合格闘家で元UFC世界ライトヘビー級王者にも輝いたクイントン・ランペイジ・ジャクソン(39)選手となります。

元々のベースとなった「ビースト・アルファ」ですが、2015年に発売された「ビースト」のハードトップバージョンとなり、大きな特徴としてはロータス製のアルミニウムシャシーを採用しているため、低重心でありながらワイド感を持たせたスポーツスタイル。




パワートレインは、排気量2.4L ホンダ製直列4気筒ターボチャージャーを搭載し、最高出力は何と500psを発揮します。しかも、車体重量は907kg(1.81kg/ps)と軽量で、0-100km/hの加速時間は3.5秒となります。
そんなベースモデルを大きく上回るのが「ビースト・アルファX・ブラックバード」となるわけですが、更なる改善としてエンジンにはコスワースECUとCarillo製鍛造ピストンを搭載し、ロッドやカム、バルブ、スプリングといったパーツ類も変更。これにより、最高出力500ps→700psへと強化することが可能となり、0-100km/hの加速時間はも3.5秒→2.9秒へと大幅に短縮することに成功。
また、トランスミッションは6速MT又は6速シーケンシャルギヤボックスの何れかを選択することが可能となっています。

外観としては、標準にてカーボンファイバボディを使用しており、手動脱着可能なルーフと、”ドアが前方にスライドする”というサイドワインダー・ドアを採用(但し、この特別なドアは有償オプションで約112万円也)。
オプションには、Xパッケージなるものが存在し、これはインテリアシートにライムグリーンのようなステッチを追加、更にはAPレーシングブレーキないしはカーボンセラミックブレーキを装備することが可能で、ホイールは18インチをセットします。
車体重量は952kgと、ノーマルモデルの「ビースト・アルファ」から僅か50kg程しか増加していません(ちなみに、カーボンパネルを採用した特別モデルの「ビースト・アルファ」は885kgを実現)。

インテリアは非常にシンプル。
先ほどのXパッケージにて設定されるライムグリーンのカラードステッチが、ブラックのレザーシートに縫合されていますね。
シートバックはカーボンファイバパーツを使用。
ステアリング周りにはレザーとアルカンターラが採用され、スポーティさを演出するためにイエローのアクセントを追加しています。

Reference:motor1.com

サイドワインダー・ドアとはこうして開く!
関連記事:これが前にスライドするドアだ。レズヴァニの「ビースト・アルファ」のドア開き方と価格も公開【動画有】(2016/11/21投稿)

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レズヴァニ・モーターズ社は先日より開催中のLAモーターショー2016において、新型の「ビースト・アルファ」のドアの開き方や概要、更には車体価格も公開しました。
この「ビースト・アルファ」は、昨年発売された「ビースト」のハードトップバージョンであり、大きな特徴としてロータス製のアルミニウムシャシーを採用。

また、エンジンはホンダ製のエンジンを使用し、排気量2.4Lのターボチャージャーで最高出力は500psを発揮。
これだけの密度濃さそうな個体でありながら、車体重量は884kgと非常に軽量で、0~100km/hは3.2秒となっています。
なお、この「ビースト・アルファ」は約2,000万円からの価格にて販売されるとのことです。

【Rezvani Beast Alpha Sidewinder doors】