「マクラーレン・セナ」が南アフリカにてテスト走行。日本での割当て裏事情を一部公開

2020-05-26

マクラーレンのアルティメットシリーズ「P1」の後継モデルでありながら、排ガス規制がうるさいこのご時世に敢えてノンハイブリッドに移行した「マクラーレン・セナ」が、南アフリカにてテスト走行しているところをキャッチ(ボディ側面にはYP722-P15と表記)。
この日はどうやら、南アフリカGPを開催していたKyalamiサーキットにてテスト走行を実施していたらしく、加速性能はもちろんのこと、タイトなコーナリングの確認等、綿密な調整が行われていた模様。

世界初公開・既に完売状態となっている「マクラーレン・セナ」ですが、発表後でもテスト走行を実施することは珍しくなく、ブガッティ「シロン」も、納車前に必ず過酷なテスト走行を約400km程実施するため、オーナーの手元に納車する際には速度メータ―が約400kmを超えていることがほとんどとなっています。


「マクラーレン・セナ」は、その名の通りF1ドライバのアイルトン・セナ選手の名前が由来となっていますが、これまで馬力(540C/570S(GT)/650S/675LT/720S)やポジション(P1)を示した”数字”を用いてきたのがマクラーレンだったのに対し、ここに来てレジェンド・ドライバの名前を用いて来たことに関して”意外”である一方、「セナの名に相応しくない」といった悪評も多かった一台。
これからレジェンドカーとなる一台なだけに、数多くの賛否を受けることは致し方ないのはもちろんですが、発表と同時に即完売するところはやはりマクラーレンを代表するスーパーカー。

ちなみに「マクラーレン・セナ」は、日本での割当て台数は不明ながらもマクラーレン名古屋さん/大阪さんにて約10台(もう少しあったかな?)の割当て台数があったと言います。
しかし、マクラーレン大阪さんでの注文が異常に多かったのか、同ディーラへの注文数に対して割当て台数が不足したため、マクラーレン名古屋さんの割当て台数4台分を全て大阪さんが奪ってしまい、名古屋さんで購入権を得ていたオーナーさんが購入できないという事態に。
これについては今現在も非常に揉めているみたいですが、既にオーダーが入ってしまっている以上はキャンセルを要求することはできないのが現状。
人気ある車種の”あるある”なのかは不明なのですが、折角の世界限定車両を(入手できるはずが)入手できないというのは、何とも納得のし難いことだとは思いますね。

 

VP722-P15 in its natural habitat 🔥#mclarensenna #mclaren

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【McLaren P15 Senna Testing at Kyalami Track South Africa】

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Reference:autoevolution