異様な存在感。あの「ラ・フェラーリ・アペルタ」にも使用されたカラーの「F12tdf」が登場

2020-05-26

カナダにて、何とも異様な存在感を持つフェラーリ「F12tdf」が登場。
この個体は、フロントにエンジンを搭載する「F12ベルリネッタ」のハイパフォーマンスモデルで、世界限定799台のみ製造された希少車種。
「F12tdf」のパワートレインは、「ラ・フェラーリ」にも使用される排気量6.3L V型12気筒自然吸気エンジンを搭載し、最高出力780ps、最大トルク705Nmを発揮。0-100km/hの加速時間は2.9秒にて到達し、更にはバーチャルショートホイールベースと呼ばれる後輪操舵システムを採用することで、操作性を向上した一台となります。

そんな希少な一台となる「F12tdf」ですが、メインとなるボディカラーは、何と慈善オークションでの寄付を目的に特別に210台目に作られた「ラ・フェラーリ・アペルタ」のボディカラー”Rosso Fuoco(ロッソ・フォーコ)”を採用。また、2015年に登場した「599SAアペルタ」にも採用の特別なボディカラーとしても有名ですが、やはり光の加減や写真写りによっては大きく印象が異なる模様。
ちょっと原色強めのレッドカラーでありながらも、センターにはホワイトとレッド、ブラックのセンターストライプが加えられています。

関連記事:210台目の「ラ・フェラーリ・アペルタ」が遂に公開。レッドをベースにホワイトのダブルストライプが決めて(2017/9/5投稿)

10/10 spec 🍒🍒 #rossofuoco #redinterior #carboneverything

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インテリアについても、ダッシュボードやシートが全てレッドという過激な組合わせてとなっていますが、シートもダッシュボード周りも恐らくフルアルカンターラではないかと推測。
ステアリングもアルカンターラ材質で、ブラックを採用しているかと思いますが、12時の部分にはレッドのアクセントを追加しているとのこと。


なお、「F12tdf」の中古車相場は約1億円以上と新車販売価格の約2倍程。
新車で購入するには、お金があれば購入できるものではなく(つまり宝くじで10億円当たっても、フェラーリディーラは相手にしてくれない)、過去これまでにフェラーリを何台か購入し、更には現在何台のフェラーリを所有しているか、特別限定(スペチアーレ)モデルを購入・所有しているかが購入審査の基準となっています。

中古車市場では、そういったフェラーリの審査基準は存在しないため、お金があれば購入できるものの、その代り価格もそれなりに高騰することは当たり前。
「条件や納期分をお金で買う」と考えれば、ある意味お得な買い物なのかな?と考えたりはします。

Such a sick spec 🍒 #Ferrari #F12TDF

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Reference:autoevolution