えっ、そうなの?ポルシェ「ケイマンGT4クラブスポーツ」が2019年に生産中止、新たなハイブリッドスポーツ生産計画へ

2020-05-26

ポルシェ「ケイマン」のトップモデルとなる「GT4」をベースに、レーシング仕様へと改良した「ケイマンGT4クラススポーツ」が、2019年を持って生産中止する計画で進めており、これに合わせてクラブスポーツモデルの更なる変種に取り組む可能性が浮上していることが、Sportscar365の情報から明らかとなりました。

最後のモデルと言われている「ケイマンGT4クラブスポーツ」ですが、この個体は「ケイマンGT4」のレーシングモデルでありながらも、走行性能はもちろんのこと、操作性においても「911」レーシングモデルよりも高いと言われる一台で、GTモータースポーツのボスであるフランク・ステファン・ワライザー氏も絶賛。


ただ、この個体にはまだまだ改善が必要ポイントが多いとのことで、エンジンパワーを含めて、車重バランスや足回りにおいても「911」と対等な立ち位置には無いとして、「ケイマンGT4クラブスポーツ」以上のスペックを持つ個体の登場が期待されています。

ちなみに、次期モデルの予想スペックとしては、GT4と「911GT3」譲りの排気量4.0L 水平対向6気筒自然吸気エンジンに電気モータを組合わせたハイブリッドモデルを搭載し、最高出力500psを発揮。
トランスミッションとしては、7速デュアルクラッチPDKトランスミッションのみ提供されることが濃厚と言われています。

同車は、「ケイマンGT4クラブスポーツ」の生産台数が約400台と低迷している中、それよりも上回る台数を製造するために必要なポイント(例えばスペックやデザイン、コスト等)を十分に押さえ、どういったところに需要があるのかを研究していくことが大きな課題になっています。

特に今回のようなモデルは、クラブスポーツシリーズの他に中国やタイ等の新興モータスポーツ市場では大きな需要が見込まれているため、その市場に見合った一台を作り上げることに専念していくのではないかと思われます。

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Reference:CARSCOOPS