マツダ「CX-5」に改良モデルが登場。「CX-8」にも採用のクリーンディーゼル、福祉車両も登場

2020-05-26

マツダのミドルサイズSUV「CX-5」より、一部改良と更なる「CX-8」に採用のクリーンディーゼル技術搭載、更には福祉車両モデルが販売されることがわかりました。

今回の改良モデルより、フロントに搭載されるガソリンエンジンにおいては、排気量2.0Lと2.5LのSKYACTIVモデルに内蔵のエッジカットピストンや低抵抗ピストンをアップデート。ステップエッジのピストンと、超軽量のインジェクタ―が装備されることにより、エンジンの耐ノック性と熱管理性向上につながっているとのこと。

また、高速道路での一定の速度で巡航している際、より少ない燃料消費を実現できるよう気筒休止システムを初採用。
燃料が高拡散噴霧によってシリンダ壁面に付着する前に確実に気化させることにより、無駄な燃焼を少なくすることが可能となります。また、正確な燃料噴射制御可能なPCM(Powertrain Control Module)を採用することで、排ガス中の粒子状物質を低減することが可能となっています。


ディーゼルエンジンのSKYACTIV-D2.2(排気量2.2L)においては、可変ジオメトリーターボチャージャーや超高応答マルチホールピエゾインジェクタ―、急速多段燃焼といった新技術を採用することにより、最高出力175ps→190ps、最大トルク420Nm→450Nmに向上し、更には燃費性能も向上しているとのこと。
また、今回の一部改良に加えて、360度アラウンドビューモニタやファブリックトリム、スピードセンシティブドアロック、パワーテールゲート等の先進的機能も充実。
そして、障害者専用福祉車両もランナップされるとのことで、こちらについては、助手席側シートがリフトアップし、リモート操作も可能となっています。

もちろん、こうした福祉車両は、障害者の乗降りだけでなく、着物や振り袖等を着る女性の乗降りにも活用できるため、用途の幅が拡大。

今回の一部改良により、新型「CX-5」の価格帯は249万円~352万円へと変更、福祉車両モデルは284万円~334万円にて販売されます。

Reference:autoevolution