「フォードGT」を無断転売したジョン・シナ選手、実は2年間の保有契約は結ばれていなかった?【動画有】

2020-05-26

アメリカ合衆国のプロレス団体・WWE(World Wrestling Entertainment)のスーパースターであり、俳優のジョン・シナ選手が所有するフォードの最新スーパースポーツモデル「フォードGT」を無断転売したとして、同社が規約違反に値すると判断しジョン・シナ選手を提訴し、損害賠償(約5,600万円)を請求するだけでなく、「フォードGT」の車両代金、その他諸々の費用を全額請求する、という記事を以前紹介しましたが、もしかすると同氏が今回の件で提訴されない可能性がでてきました。


今回このような件が発生した理由として、フォードがジョン・シナ選手を2年間のアンバサダー就任をきっかけに、同社の「フォードGT」を”24か月間(2年)所有権を放棄しない、売却しない”ことを前提に2017年10月12日に契約サイン後、無料贈呈。
しかし、ジョン・シナ選手は「フォードGT」を受取後、11月初めに転売してしまったため、これがフォード社にバレてしまったことから提訴、という流れになっていました。
しかし、これについてジョン・シナ氏の弁護士の報告によると、「2年間スーパーカーを保有するという規定が最終契約に含まれていなかった」と説明。

同氏は、「フォードGT」を無料贈呈される前に、複数の契約を結びましたが、それらの契約が「フォードGT」を2年間保有する規定として述べられていなかったとのこと。つまりは契約を結ぶ書類には「2年間所有しなければならない」という記載は無く、あくまでも口頭でしか説明は受けなかった、ということになります。
これについては何とも判断が難しいところではありますが、最終的な判断を下す裁判所においては、あくまでも書類上の契約を優先的に見るのであれば、ジョン・シナ氏が損害賠償等を支払う可能性は一気に低くなりますが、ただ、この裁判が無事に落ち着いたとしても同氏とフォード社との関係性が険悪なままであることは間違いなさそうです。

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Reference:motor1.com