ランボルギーニ「アヴェンタドールSV」の後継は”SVJ(スーパーヴェローチェ・イオタ)”で決定に

2020-05-26

ランボルギーニのハイパフォーマンス「アヴェンタドールSV」の後継モデルの名称が「アヴェンタドールSVJ」にて決定に。
今回、「アヴェンタドールSVJ」のテスト車両のキャッチに加えて、車内のデジタル・インストルメント・クラスターも確認することができたわけですが、中央にはしっかりと後継モデルの名称が表記されていますね。

なお、”SV”はスーパーヴェローチェの略で、イタリア語では「超高速」を意味しますが、そのあとに表記される”J”はJota(イオタ)でほぼ確定かと思われます。
Jota(イオタ)とは、同社が1969年に僅か1台だけ製造した実験車両のことで、通称「J」と表記されています。ベースとなるモデルは「ミウラ」。この個体は、製造当初にFIAの競技規定の付則J項にちなんで”J”と呼ばれたことがきっかけとなります。
そして、「アヴェンタドールSVJ」のエクステリアデザインにおいても、下記のデザイン画像でほぼ決定しているとのこと。


スタイリングについては、「アヴェンタドールSV」よりも更にアグレッシブな顔つきへと変化し、「ウラカン・ペルフォルマンテ」にも採用のアクティブ・エアロダイナミクスALA(エアロダイナミカ・ランボルギーニ・アッティーヴァ)により、高ダウンフォース&低抗力を活かした能動的に空力負荷を変化させる機能もしっかりと搭載。

下周りも「ヴェネーノ」や「チェンテナリオ」のような外付け感満載のカーボンファイバ製フルエアロを装着していることが確認できます。
また、フロンエンドを確認してみると、エアインテーク周りは「アヴェンタドールS/ウラカン・ペルフォルマンテ」のようなデザインではなく、どちらかというと後輪駆動タイプ「ウラカンLP580-2」寄りになっています。

パワートレインについては未だ明確な情報は無いものの、前モデルを引き継いだ排気量6.5L V型12気筒自然吸気エンジンを搭載し、最高出力770ps~800ps近くを発揮するものと思われ、それに合わせてサイドラジエータの風量の流入も向上させるためにデザイン変更も施しているものと考えられます。
また、トランスミッションはISR(Integrated Shift Rods)シングルクラッチユニット・ギヤボックスが設けられる可能性が高いとのこと。
そして、気になる価格帯についてですが、現時点での情報では、「アヴェンタドールSV」よりも更に高額で、もしかすると「チェンテナリオ」や「セストエレメント」、そして「ヴェネーノ」といった特別限定モデル並みの価格帯(数億円レベル)になることが予想されています。

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Reference:motor1.com