プジョー・新型「508」が完全リーク。見た目・質感共に大幅向上のラグジュアリーセダンに

2020-05-26

以前より度々リークしていたプジョーの最新セダン「508」が遂に完全リーク。
フロントエンドは、プジョーが新たに切り開くシンボルデザインかと思われますが、前モデルとは比較にならないほどのスポーティさと高級感を兼ね備えたラグジュアリーセダン(実質は4ドアクーペ)となり、非常に滑らかなルーフライン、新たに採用のフロントLEDヘッドライト、そして過激さを増したリヤデザインと、これまでにない特別な一台へと進化しています。


今回公開されている「508」は、フロントエンドグリルの両サイドに牙のようなLEDライトが装備され、アグレッシブでありながらもエレガントな表情を造るデザインを創り出しています。
※上のワインレッドの個体は「508GT」となるため、フロントグリル内はメッシュとなるも、標準グレードの「508」はレイヤー状になっていますね(レクサスで言うところのF SPORTとVersion C/Lの違いのようなもの)。

サイドデザインを確認していくと、ロースタイルでありながらも、いかにもスポーツセダンと言わんばかりのスタイリングを持ちますが、今回プジョーが新たに力を入れたのが、フレームレスのサイドウィンドウを採用したということ。
こういったフレームレスでフラットなウィンドウを作りだすモデルは、レクサスの最新モデル「LS」やマセラティ「レヴァンテ」、そしてランボルギーニ「ウルス」。
フレームの凹凸を無くすことで空力抵抗を最大限に抑える工夫が施されているのだと思いますが、こうしたデザインを「508」に採用してくるのは何とも珍しいところで、それだけプジョーが力を入れたい一台なのだと思います。

足回りにおいては、スパイラルを描くようなスポーティなホイールを装着。
シャシーについては、プジョー・シトロエンが積極的に活用するEMP2プラットフォームが流用され、これまで何度か登場してきた「インスティンクト(Instinct)」と「エグザルト(Exalt)」のコンセプトからインスピレーションを受けた、Dセグメントのフラッグシップモデルとして登場します。
競合モデルとしては、やはりフォルクスワーゲン「パサート」が濃厚と言われています。

インテリアの質感も大幅に向上していますね。
i-Cockpitデザインに基づいた先進的な機能を備え、おまけにラグジュアリーさを追加。
特にセンターコンソール部のオーナメントパネルはウッド調等を用いた高級な素材を採用し、ゆったり且つ優雅な空間を提供。

なお、今回新しく登場する「508」には、半自律走行システムも搭載するとのことで、安全支援システムも標準装備されることとなります。

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Reference:autoevolution