ポルシェ「911GT3RS」のスペックが明らかに。0-100km/h加速は3.2秒、ヴァイザッハパッケージも設定可能に

2020-05-26

先日、ポルシェのハイパフォーマンスモデル「911GT3RS」の仕様情報がリークしましたが、今回正式にスペック等の情報が公開されています。
今回フェイスリフト版として新たに登場する「911GT3RS」には、新色となる”リザード・グリーン”が追加され、約50万円の追加オプションにより選択することが可能となっています。
もちろん、無償オプションとなるブラックやホワイト、レーシングイエロー、ガードレッドもラインアップされており、充実したカーコンフィグレーターの作成が可能となっています。


上記4色以外にもラインナップされるボディカラーもいくつか存在しますが、以下の特別なホワイトカラーやシルバー、オレンジ、マイアミブルーは有償オプションとなっています。

そして、今回の「911GT3RS」からは、ポルシェ「918スパイダー」や「911GT2RS」にのみ適用されるヴァイザッハパッケージも準備されていて、こちらのオプションは約200万円からとなっています。
内訳としては、ルーフやフロントリッド、リヤウィング、ミラーハウジング等にカーボンファイバを使用し、またシャシーやアンチロールバー、エンドリンク、インテリアのトリムアップデート等にもカーボンファイバが無数に使用されることになります。

インテリアも非常に充実しており、無償オプションにてロールバーの設定が可能となっています。
その他には、多彩なレザーとアルカンターラのアクセントが加えられたクロノパッケージには、クラッキングされた大型BOSEステレオシステムも提供されます。
インテリアの通気口周りにも特殊なペイントを施すが可能で、こちらについては約20万円にて設定が可能となっています。
※エアコンのオプション設定も有り。



再度外観に戻りますが、足回りについては、イエローカラーのブレーキキャリパが装備されていることが確認できます。

これはポルシェのカーボンセラミックブレーキが有償オプションにて設定されている証拠で、「イエローキャリパー=ブレーキディスク」が設定されていることを意味します。
※カーボンセラミックブレーキは約100万円、フロントリフターシステムは約40万円。

気になる「911GT3RS」のパワートレインについては、モータースポーツの技術とノウハウを蓄積した排気量4.0L 水平対向6気筒自然吸気エンジン(公道仕様)を搭載し、最高出力500ps→520ps/9,000rpmを発揮。
車体重量も軽量化(具体的な数値は不明)され、0-100km/hの加速時間は3.2秒から0.1秒短縮の3.1秒、最高時速は+2km/hアップの312m/hにまで到達。トランスミッションは7速DCT(PDK)のみとなります。
その他にも、新たな機能としてリヤキャリブレーション後輪ステアリングシステムを搭載します。

なお、フェイスリフト版の「911GT3RS」は来月より開催されるスイス・ジュネーブモーターショー2018にて出展されることが確定済み。
車両本体価格は約2,600万円からとなっています。

【関連記事】
ポルシェ・次期「911(991.2)GT3RS」の詳細が明らかに。エンジン変わらず、最高出力は+20馬力アップの520馬力に(2018/2/6投稿)
ポルシェの次期「911GT3RS」は排気量4.0L→4.2Lへ?マニュアルも設定無しの可能性も(2017/11/10投稿)
これマジ?ポルシェの新型「911GT3RS」に排気量4.2Lが設定に。但しマニュアルは無し(2017/3/30投稿)
ポルシェの次期「911GT3RS」の開発車両を捕捉。まさかのマニュアル仕様も登場か?(2017/7/6投稿)

Reference:motor1.com