光岡自動車が「ヒミコ」をフルモデルチェンジ。マツダ「ロードスター/MX-5」ベースのオープンモデル

2020-05-26

光岡自動車が、マツダの4代目となる「ロードスター/MX-5」をベースとしたオープン2シータモデル「ヒミコ」を発売。
今回フルモデルチェンジを果たした「ヒミコ」は、キーコンセプトは初代からそのまま引継ぐも、マツダ「ロードスター」のプラットフォームと排気量1.5LのSKYACTIV-Gエンジンを共有することで、最高出力131hp、最大トルク150Nmを発生。

もちろん外観は全く異なるものの、車体重量は「ロードスター」と同様にアルミ材や高張力鋼板などの軽さと強さを兼ね備えた材料を採用することで、1,130kgを実現(但し「ロードスター」は更に軽量の990kg)。
その他の設計上の観点においては、旧世代モデルのミニ「クーパー」から供給されるヘッドライトを踏襲し、現代版へとつなげているとのこと。


車体サイズとしては、前モデルよりもホイールベースを120mm短縮し、フロント・リヤオーバーハングを計140mm延長(全長はマツダ「ロードスター」よりも666mm長い)。これにより、高級感に加えて立体感と彫りの深い造形を演出することが可能になったと言われています。

グレードとしては、「S/Sスペシャル・パッケージ/Sレザー・パッケージ」の3種類を準備しており、トランスミッションは6速マニュアルトランスミッションと、同速のフォワードギヤを備えた自動トルクコンバータを装備。
なお、ボディカラーは全部で7色準備され、価格帯としては約498万円~約598万円にて設定されることとなります。

ちなみに、車両名称の「ヒミコ」とは、その名の通り邪馬台国に存在した女王である卑弥呼(ひみこ)が由来となっています。
強い求心力と品格、美貌を備えた女王の姿をイメージして名付けられたといわれています。

そして、光岡を代表する特別モデルといえば「オロチ」ですが、この個体の由来も古事記にある八岐大蛇(やまたのおろち)から来ています。
オロチの淫美なスタイリングが、”怪しさ”や”怖さ”に潜む妖艶な美しさを持っているとして、その重みと言霊を感じたことから「オロチ」と名付けられたとのことです。

Reference:autoevolution