チリにて、フェラーリの70周年記念モデル「488GTB」が納車。「375MMピニンファリーナ」がモチーフでオプション費用は1,300万円也

2020-05-26

昨年、フェラーリが創立70周年を迎えた際、最も象徴的ともいえるフェラーリモデルからインスパイアを受けたユニークな限定モデル350台を製作することを発表しましたが、今回その中の70周年特別モデルの「488GTB」がチリにて納車されました。


この個体をオーダーしたのは、チリのGTSpiritのリーダーであるMr.Solis(インスタグラムIDは@ffss.cl)で、中南米全土で4台納車されるうちの1台目の個体となります。

こちらが実際に納車された特別モデルの「488GTB」。
外観は何とも不思議なシルバー系の”Grigio Ingrid Triplo Strato”で、歴史的で深みのある3種類の塗料を含ませた特別なカラーとなっています。
このモデルは、1954年モデルの「375MM Pininfarina Berlinereta ”The Ingrid”」からインスパイアされたとのことで、その昔に映画監督であったRoberto Rossellini氏が女優のIngrid Bergman氏のためにプレゼントしたことから、The Ingridという名称が付けられたと言われています。

インテリアはちょっと確認できませんが、ブラックのフルレザーシートを装備し、その他のトリム部には外装と同様の塗料が使用されているとのこと。ちなみに、この個体のオプション費用だけで約1,300万円も掛かっているみたいです。

パワートレインは、「488GTB」と変わらずの排気量3.9L V型8気筒ツインターボエンジンを搭載し、最高出力670psを発揮します。
エンジンルーム周りには、様々なレーシングドライバやフェラーリトップのサインが記載されています。

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Reference:GTSpirit.com