中央道にてダッジ・チャレンジャーが”過去最速”の235km/hにて走行して逮捕。日本国内では本当に過去最速なの?【動画有】

2022-08-17

2018年3月1日(木)、東京都国立市の中央自動車道にて、アメリカンマッスルモデルのダッジ・チャレンジャー(Dodge Challenger)を運転していた男が、法定速度100km/hのところを、135km/hも超過する235km/hにて走行し、日本では”過去最悪で最速での検挙”として逮捕されました。

速度違反を行った男性は、「自分かどうかわからないので認めない」と容疑を否認

何とも自分勝手な発言ではありますが、現場には速度違反取締装置が設置されていて、そこには、フロントにナンバープレートを装着していないチャレンジャーに乗った容疑者が中指を立てて撮影されていることから、意図的に装置の前で速度を超過(挑発)したと推測。

なお、過去に5回も同じ車で速度超過を行っているチャレンジャーが映っていたとして、こちらについても調査を進めている模様。




ちなみに、今回の報道においては”過去最速での検挙”という風に伝えられていますが、”検挙されてはいないものの”厳密に日本で最速記録を打ち立てのは、フェラーリF40の320km/h。

F40の性能を証明するために、ドライバが自身の命を削ってまで日本の高速道路にて撮影を行った伝説の出来事でもありますね。

当時、ドライバの職業はレーシングサービスディノの社長を務める切替徹氏で、フェラーリF40以外にもテスタロッサやランボルギーニ・カウンタックも所有していたとの噂も。

そんなオーナーが常盤道下り線にて、「まるでここはドイツのアウトバーンですか?」と言わんばかりにトンデモないフル加速(動画上では、アベレージで200km/hは超えていると思う)で、次から次へと走行車を簡単に追い越していきます。

時には路面と路面のつなぎ目を乗り越えたときに、車体が少し跳ねているようにも思えますが、電子制御が全く無かった時代ですし、おまけに道はそこまで広くなく、道も混んでいる中で時速300km/h以上を出すというのは命知らずも良いところ(昔はこの動画を見たほとんどのユーザが、彼を「勇者」と言っていた)。

少なくともこのドライバは、今回の投稿に限らず、過去に何度もとんでもないスピードで走行していたのだろうとは思いますが、このいわくつきの動画がきっかけで、F40のドライバは逮捕されたという話でクローズになっていますね。

【Ferrari F40 On The Road 320 km/h】

ちなみに、世界一の速度違反記録を持つ人物は、皆さんご存知のスモーキー永田こと永田和彦氏。
彼は、1997年にイギリスのMロード(高速道路)にて、どこまで速度を伸ばすことができるのかに挑戦。制限速度70マイル(約113km/h)に対して、時速317km/hというとんでもないスピードにて走行したわけですが、この日はあまりにもタイミングが悪く、後続のパトカーから取締を受け、205km/hの速度超過にて逮捕、更には世界一の速度超過記録として世に知れ渡りました。

【Smokey nagata VS U.K.police】

Reference:日本経済新聞