リマック「コンセプト・ツー」が世界初公開。0-100km/h加速時間は1.85秒、まさかのバタフライドアを採用【動画有】

2020-05-26

昨日より開催中のスイス・ジュネーブモーターショー2018にて、クロアチアの新興メーカであるリマック・オートモビリのハイパーカー「コンセプト・ツー」(「コンセプト・ワン」の後継モデル)が遂に世界初公開されました。
今回公開している「コンセプト・ツー」は、4基の電気モーターが各車輪に搭載(全輪トルクベクタリングを介して駆動)され、前後比50:50を実現した究極のハイパーカーとなります。


そんな「コンセプト・ツー」の最高出力は驚異の1,914ps、最大トルク2,300Nmを発揮するとのことで、前モデルとなる「コンセプト・ワン」よりも大幅なスペックアップとなります。
パフォーマンスとしては、0-100km/hの加速時間が1.85秒、0-200km/hの加速時間が4.3秒、そして最高時速は412km/hにまで到達します。
0-100km/の加速時間については、つい先日まではテスラ「ロードスターⅡ」が1.9秒、栃木発となる人材派遣・アスパーク「owl(アウル)」が1.92秒を記録していましたが、「コンセプト・ツー」が圧倒的な直線番長となりそうですね。

なお同車は、「コンセプト・ワン」同様に独自のモーターにて駆動され、フロントには1速ギヤボックス、リヤには2速スピードギヤボックスを搭載しています。
電子モータに供給されるバッテリには、巨大容量と言われる120kWhが設けられ、液体冷却式の熱管理システムを採用しているとのことで、トラック走行などでの高速走行条件時にて冷却効果を高める機能を装備しています。
なお、バッテリフル充電の状態での航続可能距離は650kmとなっています。

その他の機能性においては、8台のオンボードカメラ、6台のレーダーエミッタ、12台の超音波センサーと”非常に正確な”GPS機能が搭載されているとのこと。
そして、レベル4の自律走行システムを搭載し、人工知能も存在。ドライバの顔を認識して車両がロック⇒アンロックへと切り替える便利な機能も揃えています。

ちなみに外観としては、前モデルの「コンセプト・ワン」と非常に似ているも、フロントヘッドライトは僅かにスリムとなり、フロントスプリッターはダイナミックに変化していることが確認できますね。
そして、フロントフードにもダクトを設けることで空力特性を更に向上させています。

そしてドア開閉においては、マクラーレンやBMW「i8」と共通のバタフライ・ドアを採用しています。この辺りはスーパーカー/ハイパーカーの大きな特徴でもありますね。

リヤデザイン(特にリヤテール周り)は、BMW「i8」に結構似てますね。

なお、「コンセプト・ツー」は世界限定150台のみ生産される予定となっていますが、価格帯については不明。
生産性の強化のため設備投資を行っていますが、それでも価格帯しては最低でも1億円には上るかと思われます。

【THIS is the NEW Rimac C_two! | EXCLUSIVE FIRST LOOK】

Reference:CARSCOOPS