モーガンが、最後のシリーズとなる「エアロ8・ファイナルGTエディション(エアロGT)」を公開

2020-05-26

イギリスのスポーツカーメーカであるモーガンが開発した「エアロ8」の最終モデル「エアロ8・ファイナルGTエディション(エアロGT)」が公開されました。
「エアロ8」は、エアロシリーズの中で約64年ぶりに新設計されたモデルで、2000年にジュネーブモーターショーにて発表。
ボディフレームは一部木製のフレームが使用され、同社初となるアルミ合金を使用するなど、新たなことに挑戦するきっかけを生み出した重要な一台。
ジュネーブにて発表・販売された後、1週間も経たないうちに2000年の生産分を完売するほどの注目を集めた一台となります。


今回公開されている「エアロGT」は、当時の「エアロ8」同様にモーガン伝統の一部木製フレームを活用し、アルミ合金構造をベースにしながらも、ルーバーフロントフェンダーとリヤディフューザーを追加し、ダウンフォース増加のための改造を施しています。

パワートレインは、こちらも「エアロ8」と同様に排気量4.4L BMW製V型8気筒DOHCエンジンを搭載し、最高出力367hpを発揮するとのことですが、今回のモデルを以て自然吸気エンジン最後のモデルになると予想されます。
0-100km/hの加速時間は4.5秒、最高時速は274km/hまで到達します。

なお、この特別モデルはその名の通り、世界限定8台のみ生産されることとなりますが、既に完売済み。
仕様等については、モーガンのチーフデザイナであるジョン・ウェルズ氏と個別で協議しながらデザインし、約8週間から10週間にて同社プロジェクト部門にて製造されることとなります。
車両本体価格は約1,800万円からとなっています。

Reference:CARSCOOPS

関連記事:モーガンが、エアロ8のモータースポーツからインスパイアされた「エアロGT」のティーザー画像を公開【動画有】(2017/12/5投稿)

イギリスの少量生産メーカであるモーガン・モータ・カンパニーが、何とも過激な最新モデル「エアロGT」ティーザー画像を公開。
今回公開されている「エアロGT」は、同社が2000年に発表した2ドアコンバーチブル「エアロ8」のグローブオフモデルとして登場が期待されています。
「エアロ8」は、モーガンが当時約64年ぶりにに新設計したモデルで、ボディフレームには一部木製フレームを採用するという拘りっぷり。シャシーは同社として初のアルミ合金を使用しており、デザインにおいては、流麗な湾曲を多用することでレトロと新規性を融合させた全く荒しい一台となります(光岡自動車のコンセプト)。
パワートレインは、排気量4.4L BMW製V型8気筒エンジンを搭載し、最高出力286ps、最大トルク430Nmを発揮。トランスミッションはゲトラグ製フロア式6速MTを搭載し、駆動方式は後輪駆動(FR)のみが準備されていました。

今回公開されているティーザー画像は、上記の通り「エアロ8」からインスパイアされたもので、新たなウィングトップルーバーやディープなサイドシル、大型リヤディユーザーを付属したカスタマイズモデル。

パワートレインは、排気量4.8L BMW製V型8気筒エンジンを搭載し、最高出力372ps、0-100km/hの加速時間は4.5秒、最高時速274km/hまで到達します。ちなみにトランスミッションは、やはり生粋のクルマ好きのためにある6速MTを搭載することとなります。
この個体については、モーガン・モータ・カンパニーの設計責任者であるジョン・ウェルズ氏より「多くの人とは異なり、私たちはデザイナーの想像力と職人の技術を発揮する本当に特別な限定を作りだすメーカであります」と他社ブランドとの差別化も実施。
なお、全てのモーガンの個体は、厳格な仕様に基づいて準備しているため、ユーザーよっては更に厳密なオプション選択が可能となるのかもしれません。
この辺りは、恐らく上司の指示により生み出されたものになるため、ある意味楽しい一台になりそうですね。

【Morgan Aero GT Teaser (2017)】