【あのモデルは今どこに?】これこそ狂気のレトロモデル。Eadon Greenがシボレー・コルベットをベースにしたZeclatを2018年に初公開!ロングノーズだけど前後重量比は50:50

2018年のジュネーブモーターショーにてとんでもないコーチビルドモデルが誕生していた

2018年3月に開催されたスイス・ジュネーブモーターショー2018にて、Figioni & Falaschiやブガッティ、Chapron、PourTout等も手掛けたことのあるフランスのコーチビルダーEadon GreenがレトロチックなスーパースポーツモデルZeclatを世界初公開したのをご存じでしょうか。

このモデルは、パッと見1930年代に製造された非常にレトロなエアロカーといった印象ですが、ベースとなるエンジンはシボレー・コルベットC7(Chevrolet Corvette C7)の排気量6.2L V型8気筒自然吸気エンジンを搭載し、最高出力460hp/最大トルク630Nmを発揮。

直線性のパフォーマンスとしては、0-100km/hの加速時間が3.6秒と圧倒的な加速性能を発揮します。


ちょっと戦闘機を意識したユニークなエクステリア

 

フロントマスクを見ていくと、まるでBMWのキドニーグリルのような大口グリルが印象的ですが、ボディスタイルは空力と徹底的に考慮したかのような戦闘機スタイル。

エンジンスペックに対して、0-100km/h加速時間がとてつもなく速いために、おそらく空力特性には相当拘ったのではないかと予想されます。

インテリアについては、あまり細かくチェックできないもののコルベットC7をベースにしつつ、ハンドメイドの本革やカーボンファイバパーツ、グロスブラックのオーナメントパネルやブラックアルマイト処理されたアルミニウム等、高級感を一層に向上させています。

その他の特徴としては、前後重量配分が50:50と理想的な設計が施され、パフォーマンストラクションメンテナンスやエレクトリックリミテッドスリップディファレンシャル、発進制御システム、Apple CarPlay/Android Auto等のコネクトオプション、ヘッドアップディスプレイも充実。

トランスミッションは、8速パドルシフトから7速マニュアルギヤボックスに変換できるアクティブ・レブマッチ(スムーズなギヤチェンジスロットルブリップを可能にするシステム)が搭載されているとのこと。

走行モードにおいても、「ウェザーモード」「ECOモード」「ツアーモード」「スポーツモード」「トラックモード」の5種類を準備していて、走りの面でかなり楽しそうな一台ではありますが、2021年になって市販化されているかは不明なままとなっています。

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Reference:CARSCOOPS