アストンマーティン「ヴァンテージ」のエントリーモデルにAMG製直列6気筒エンジンがラインナップされる模様

2020-05-26

アストンマーティンの最新モデル「ヴァンテージ」に、メルセデスベンツAMG製の直列6気筒エンジンを搭載するエントリーモデルがラインナップされる可能性が浮上。

新型「ヴァンテージ」は、元々排気量4.0L V型8気筒ツインターボエンジン搭載の1グレードのみをラインナップしていましたが、同社チーフエンジニアとなるMatt Becker氏によると、排出ガス規制が非常に厳しくなる中で、やはりパワートレインのオプションは考慮する必要があり、将来的には6気筒エンジンを検討しなければいけなく、そうなるとメルセデスベンツAMG「CLS53」に搭載される直列6気筒エンジンが濃厚になると説明。


ちなみに、アストンマーティンは「DB7」まで6気筒エンジンを採用していて、非常に複雑なエンジンであるも、将来的には同社ブランドに適合していくことを検討していく一方、V8やV12等徐々に大排気量エンジンを採用することに。
なお、AMG製直列6気筒エンジンを搭載する場合のスペックとしては、「CLS53」の最高出力435hp、最大トルク520Nmよりも高くなる可能性があり、加速性能に対するスロットルや質量、ギヤ比、エンジンバランス等全てを改良。

価格帯としても、非常にリーズナブルな価格になってくることは間違いないですが、その価格を支払う程のスペックとブランド力があれば売れそうではありますね。今後はフェラーリ「ディーノ」の後継モデルにもV6エンジンを搭載する可能性(もしかするとランボルギーニも?)があるとして、更なるダウンサイジングと低価格にて購入可能なスーパーカーがラインナップされていくのかもしれません。

Reference:CARSCOOPS

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以前より複数のティーザー画像が公開されてきたアストンマーティン・新型「ヴァンテージ」が遂にアンヴェール。
前モデルの「ヴァンテージ」に比べ、その外観はアグレッシブな表情へと一新し、今後のアストンマーティンのシンボルとなるであろうグリルを兼ね備えた最新モデルとなります。
今回の新型「ヴァンテージ」では、シャシーからパワートレイン、オンボード技術、エアロアジェンダまで、アストンマーティンの最新技術が詰まったスポーツカーとなっています。
パワートレインとしては、排気量4.0L AMG製V型8気筒ツインターボエンジンを搭載し、最高出力510ps、最大トルク685Nmを発揮。トランスミッションは8速ATをラインナップします。

今回の新型「ヴァンテージ」は、最適な重心を維持するために、パワーウェイト比を50:50となるように設計の見直しを行い、更にはエンジンを可能な限り低い位置且つ後方(エンジンは前置き)に搭載することでミドシップ化。
車体重量は1,530kgと軽量化にも努め、0-100km/hの加速時間は3.5秒、最高速度は313km/hにまで到達します。

シャシーは、アストンマーティン「DB11」のアルミニウム構造を進化させたもので、その70%は「ヴァンテージ」専用最新設計。サスペンションにおいては、安定かつ少々硬めに設計しているとのことでフロントがダブルウィッシュボーン、リヤがマルチリンクに設定。
走行モードにおいては、「スポーツ」「スポーツ+」「トラック」の3種類が準備され、走行モードに合わせて足回りやパワーも大きく変化する模様。

その他の最新機能としては、アストンマーティン初となるE-Diff(電子リヤディファレンシャル)を採用。これは、車両の電子安定制御システムにリンクされたディファレンシャル機能であるとして、従来のLSDよりもはるか巧みにその特性を適応させ、車線に沿う形で軽快にコーナリングできる機能となっています。

外観においては、アグレッシブさとアストンマーティンならではの魅力を大きく向上させた上、フロントスプリッターやリヤディフューザーの装着による空力性能の向上、更には強力なダウンフォースを発生するように設計を見直し。

なお、今回の新型「ヴァンテージ」について同社CEOであるアンディ・パーマー氏は「価値あるモデルの創造と挑戦は、この個体を生み出すための大きなきっかけとなっている。私たちが作りだしたものは非常にエキサイトするだろう。外観(シャープな見た目とエッジを備えたスタイリング)はもちろんのこと、心に響くパフォーマンスとダイナミクスさが日常の世界で更なる興奮へとつながる」とコメント。
今回発表された新型「ヴァンテージ」は、イギリス価格で約1,800万円から、ドイツ価格で約2,000万円、アメリカ価格で1,800万円からとなっており、初期ロット出荷は2018年の夏ごろと予想されます。

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