フェラーリ「F40」の修理費用1億円分を要求→保険会社は約9,000万円分までが限界→やっぱ訴訟

2020-05-26

カナダにて、フェラーリ「F40」を所有するオーナーが、ブリティッシュ・コロンビア州の保険会社(ICBC)に対して、約1億円分の保険をかけて修理を依頼したところ、保険会社が約9,000万円分までしか対応できないという応えに対して訴訟問題へと発展。


この問題の発端となったのは、2012年に「F40」にて峠を走行していたところ、操作を誤ってしまいそのまま柱にクラッシュ→大破といった大事故につながってしまったとして、元々「F40」にて加入していた保険会社へ完全なる修理依頼(約1億円)を要求したところ、保険会社からは9,000万円分までの対応が限界と回答。

っとは言いながらも、ICBCとしては回答金額分であれば修理自体はしっかり行うことが可能であるとして、車両も新車に近い状態へと持っていけるというのは、反対に大破してしまった「F40」を”安く”修理できるということを考えると、オーナーに対しては有利な条件であると考えますが、なぜに訴訟問題を引き起こすレベルにまで発展するのか理解に苦しむところではあります。

Reference:CARSCOOPS

関連記事:自分の人生を捨てて20年間貯金し、購入したばかり&保険未加入のフェラーリ「488GTB」がクラッシュ(2017/5/3投稿)

北アイルランドにて、新車購入したばかりのフェラーリ「488GTB」がクラッシュするという海外ではよくあるものの悲惨な事故が発生。
こちらの個体、納車されてまだ数日も経ってないとのことで、走行距離もたった69マイル(111km)しか走行していなかったとのことです。

さらに悲惨のは、この個体を購入したオーナー(40代後半)は、車両保険に加入していなかったとのことで、加入しなかった理由としては「保険代が高すぎて支払えないから」とのこと。

この個体を何とかギリギリで購入することができたというだけあって、その努力たるや相当なものであったと思われますが、何せフェラーリの新型車両を購入するために、大学を卒業してから結婚もせずに、ひたすらに働いて貯金をすること20年。
ようやく購入できたわけですから、走行させたときは相当に興奮していたのだと思われます。

しかしながら、その努力もむなしく、たった数日で20年の努力が一瞬にして破壊。
幸い、ドライバは軽傷で済んだものの、車体のダメージは中々に大きく、恐らく相当な修理費用が発生すると思われますね(エンジンは特に問題なし)。