フォードよりEV版「マッハ1」が復活する模様。但し、2ドアクーペではなくSUVだ

2020-05-26

2018年1月に、フォードのチーム・エディションによって開発されている「マスタング・Mach 1(マッハ1)」について、グローバルマーケットC部門のトップとなるJim Farley氏によると「マスタング・マッハ1は4ドアSUVになる」と説明。
この「マッハ1」は、S550やS650といったモデルのプラットフォームを共用しない全く新しいモデルとのことで、更にはオールエレクトリックシステムを導入し、これまでにオールインワンとなるプラットフォームを採用する模様。


今回開発が進められている「マッハ1」は、フォードがアメリカ・ディアボーンに拠点を置く電気自動車開発専用施設の設備投資として約1.2兆円が投資され、2022年までに登場することが計画化されていて、更には同年までに新たに5台のEVモデルが追加されると言われています。

スペックについての詳細は明らかではないものの、洗練されたボディや性能、価値が十分に考慮され、更には無線モードによるソフトウェアアップデート、ゼロエミッションモデルとしての付加価値を追加していく模様。

これについて、フォードの自律電気自動車担当バイスプレジデントのマリビー氏も、「電気自動車のラインナップを拡大することに加えて、現在では幅広い採用を支えている顧客の苦境を解決するために、オーナーズシップエクスペリエンスを再設計していく」と説明しており、これまでガソリンエンジンを重要視してきたフォードからは想像できないほどの環境性能の向上と、クリーン且つハイパワーな一台が提供される可能性が高そうです。

ちなみに、「マスタング・マッハ1」は、1969年~1973年に製造された「マスタングシリーズ」の2代目モデルで、ファストバック名称はスポーツルーフ、レース用ホモロゲーションモデルであるBOSSシリーズが追加され、更には1969年にハイパワーモデルの「Mach 1」(日本ではマッハ1)が追加されています。
加えて、この「マッハ1」は栃木県警のパトロールカーとしても採用されている貴重なモデルとのことで、現在は鹿沼市の免許センターにて展示されています。

Reference:autoevolution