15歳で退学し、”直感を信じて生きてきた”911コレクターのマグナス・ウォーカーがポルシェを訪問

2020-05-26

イギリス・シェフィールド出身で、奇跡を生み出した自称:Urban Outlaw(アーバン・アウトロー)のマグナス・ウォーカー氏。
彼は、生粋のポルシェ「911コレクター」としても有名な一人ですが、若く15歳のときに学校を自主退学し、全てを失うも19歳のときにアメリカへとやってきました。
アメリカに来た彼は「アメリカは自由とチャンスの国だ。それだけは分かる」と確信し、完全なる独学と自由な考え、そしてその直感を信じた結果「映画のロケビジネス」や「アパレル会社」、そして「クラシックポルシェ911コレクション」の夢を成功。


その中で、最も大きな夢といえることが「ポルシェ911コレクション」で、彼が子供のころにはじめてみたポルシェに一目ぼれしてしまい、当時10歳のときにポルシェ本社へ「ポルシェが欲しい。ポルシェのデザインがしたい」という強い想いを手紙にて伝えました。

彼曰く、小さいころに育った上記シェフィールドは、鉄鋼関係の街でも有名で、ポルシェといったスポーツカーやスーパーカーを目撃するケースは非常に少なかったと言います。
ポルシェに対する憧れはいつまでも消えることはなく、15歳で自主退学した後は、建設現場で仕事をし、貯めたお金で渡米、そしてアメリカにてアパレル関連の仕事を始めるきっかけを作りだし見事成功。
事業を成功させたマグナス・ウォーカー氏は、新たな事業へと展開、そして憧れのポルシェ「911」を入手します。

そして彼は、50歳の誕生日を迎えてFIA認定のテストトラック(ラグナセカ/コルスクール/モンツァ/パラボリカ/ニュルブルクリンクのカルーセル)が設けられている憧れのポルシェ・ライプツィヒ施設へと訪問。
彼は、自身のことをまとめた「Dirt Do not Slow You Down」の書籍を出版し、250人のファンの前でインタービューを受けました。

その後、「マカン/パナメーラ」を毎日650台生産する工場を見学し、「ハイテクシリーズの製作環境でも、あらゆる細部が考慮され、ワークショップのように顧客の望みを直接実行できる印象を持った」と彼は言います。
昔のポルシェには無い最先端を行く組立てラインを見て感動した彼は、”改めてポルシェを好きになって良かった”とのこと。

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Reference:CARSCOOPS