【悲報】BMWがデトロイトオートショー2019に不参加

2020-05-26

昨年の東京モーターショーでは、数多くの欧州メーカが出展辞退し大きな衝撃を受けましたが、今回はドイツ御三家の一つとなるBMWが来年開催予定のデトロイトオートショー2019に出展しないことが発覚。
これは、Auomotive Newsが明らかにしたもので「BMWグループは、デトロイトオートショーから撤退することを決定した。この決定は、BMWグループがトレードショーやその他の取引にて当社の存在を常に見ている一方で、同時に代替えのプラットフォームやフォーマットを模索する中で行われました。製品や技術、イノベーションの可能性を最大限に引出すための最善策だ」と説明し、ニュアンス的には来年以降もデトロイトモーターショーに出展しない意向を示しているようにも感じられますね。


しかも、同オートショーの撤退はBMWだけでなく約1か月前にダイムラーCEOのDieter Zetsche氏も決定していて、メルセデスベンツも不参加となっています。

アメリカ・デトロイトオートショーは、同日にネバダ州ラスベガスにて開催のコンシューマーエレクトロニクスショー(CESショー)との直接対決となりますが、自動車メーカは現代自動車のNexo燃料電池クロスオーバーやアウディのデジタル計器パネル等、デトロイトオートショーにて登場する車両の技術を公開する場でもあります(つまりは、各ショーにそれぞれ同じ車両が出展されることとなる)。

なお、デトロイトオートショーの主催者は、来年の開催時期を10月に移行することを検討しており、CESとの直接対決を避ける模様。
ただ、10月に移行してしまうと今度は同月初旬にフランス・パリモーターショーが開催されますし、その翌月にはロサンゼルス・オートショーが開始される等、何かとショーがカブる問題が発生。
有名欧州メーカの撤退は相当な影響を受ける恐れがありますが、昨年の東京モーターショーのように更に別のメーカも撤退しないことを祈りたいところです。

Reference:motor1.com

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さて、再来月の10月末に開催予定となっている東京モーターショー2017。
今年は数多くの欧州車(スーパーカー含む)が本モーターショーを撤退し、ほぼ国産車両のみという異例の事態となりました。
しかし、その中でも国内ユーザーが期待する個体(新型車・コンセプトカー)が最低でも3台は登場予定となっています。

まず大きな期待が寄せられているのが、トヨタの新型「スープラ」。
日本において2代目となるA80型は、2002年を最後に生産終了した国産スポーツとなりますが、今回トヨタとBMWが共同開発の末、約15年ぶりに復活。これまで幾度にも開発車両が目撃され、つい先日もLEDヘッドライトを搭載した開発車両が捕捉されていますね。
本日開催中のコンコース・デレガンスにて、先にBMW「Z4ロードスター・コンセプト」が公開となっていますが、東京モーターショー2017においても「スープラ」の登場はかなり高いと思われます。

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続いては、日産のクーペモデル「フェアレディZ(390Z)」。
以前から、現行の「370Z」の後継モデルとして開発していることを示唆しており、しかしその姿は未だ捕捉されていないものの、今回のモーターショーにて登場するかもしれないという噂が急激に浮上。
デザインはおろか、どうったコンセプトにて開発が進められているのかさえも不明な個体となっているため、あまり大きな期待ができない一台ではありますね。

最後は、圧倒的な人気と期待を誇るマツダ「RX-9」。
待望のSKYACTIV-R(ロータリー)を搭載するスポーツモデルということもあって、ロータリーエンジンは他社ブランドには無い”マツダだけの財産”でもあるので、今回の登場は誰もが待ち望んだことではないかと思います。
なお、マツダの最高経営責任者である小飼雅道CEOは、「近い将来、RX-9は生産する可能性のある一台となっている。2年前に同モーターショーにて発表したモデルよりもスタイリッシュに改良され、国産スポーツモデルの中でも圧倒的な存在となれるよう尽力していく」とコメントしており、ロータリーならではの甲高いエキゾーストサウンドをまた聞くことができることを考えると、非常に楽しみな一台でもありますね。

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