【悲報】レクサス・ミドルサイズセダン「GS」が欧州にて生産中止へ、代わり「ES」が日本市場に参入

2020-05-26

自動車ニュースサイトAutoRAIの最新レポートより、レクサスの上位グレード&ミドルサイズセダンの「GS」が、来月早々に欧州での生産を終了することが決定しました。
生産終了の主な理由としては、明らかな販売需要の低下が関係しているとのこと。
アメリカ市場においては、レクサスの需要は巨大で、ミドルサイズSUV「RX」やミドルサイズセダン「ES」の人気は圧倒的であるも、欧州においてはBMWやメルセデスベンツ、アウディといったドイツ御三家が市場を独占しているため、これらに参入するのは非常に困難となっています。


レクサスは、「GS」の販売需要を少しでも伸ばすために、様々なデザイン変更や品質向上、更にはハイパフォーマンスモデルの「GS F」も販売しましたが、中々市場が望んでいるモデルには程遠いのか売上需要も横ばい未満。
2017年3月においては、欧州だけでなくレクサスのラインナップ自体から「GS」を完全に廃盤とすることを示唆しており、その一方で「ES」の販売需要が大幅に向上し、次世代モデルの「ES」も大きく注目。

特に次世代モデル「ES」では、RWDモデルとトヨタ「アバロン」のプラットフォーム”TNGA-Kプラットフォーム”を採用する可能性があるとして、車両品質はもちろんのこと、デザイン面や乗り心地、走行性能においても大幅に向上することが期待されています。

ちなみに、日本市場でのみ販売されている「HS250h」は、既に廃版が決定していて各ディーラでの購入が不可能となっており、その代わりに海外市場にて需要を伸ばす「ES」と最新コンパクトクロスオーバーモデル「UX」が年内に国内市場にて販売されることが決定しています。

Reference:autoevolution

関連記事:レクサス・次期「ES」の予想レンダリングが公開。「GS」の立ち位置を揺るがす最強の一台か(2017/9/24投稿)

レクサス・次期「ES」の予想レンダリング画像が公開に。
日本市場では販売されていない「ES」は、トヨタ「ウィンダム」の後継車種として北米、中東、ロシア、中国、韓国、台湾を中心に販売する中型セダンとなります(その代り、日本ではトヨタ「SAI」の兄弟車種となる「HS」を販売)。

そんな中型セダンの「ES」も、2019年モデルとしてモデルチェンジを控えているわけですが、その次期レンダリング画像があまりにも質が高く、来月10月に発売を控えるフラッグシップセダン「LS」に匹敵するほどのスポーティさを兼ね備え、販売不振に悩む「GS」の立ち位置を大きく揺るがす存在となりそうですね。

元々「ES」は、他車種に比べて落ち着いた外観を持っていましたが、レンダリングデザインによりアグレッシブと化したスピンドルグリルは、「RC」に匹敵するワイドな面積を誇るように(おまけに全グレードがメッシュ(網目)タイプになるとの情報も)
三眼LEDヘッドライトも、「LS」を踏襲した連なる配置、そしてアローヘッド(L型ポジション)ライトは、三眼LEDヘッドライトのハウジングと共用することで一体感を強調。

プラットフォームは、トヨタ「CH-R」や「プリウス」「カムリ」、そして海外市場向けの最新モデル「アヴァロン(日本ではカムリ)」に採用されるTNGA(トヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー)を採用することで、ワイド&ローなボディフレームと、室内空間の拡大、ダイナミック且つ安定した乗り心地を提供。

パワートレインは、排気量3.5L V型6気筒エンジン(最高出力300ps、8速AT)を継続する可能性が高いとのこと。駆動方式は前輪駆動(FF)のみ。
なお、ハイブリッドモデルももちろん登場するとのことで、ベースは現行のトヨタ「カムリ」と同じ排気量2.5L 直列4気筒エンジン+電気モータを搭載するとのこと(燃費は不明)。

強豪モデルとしては、次世代のアウディ「A6」やボルボ「S90」、BMW「5シリーズ」、リンカーン「コンチネンタル」、ジャガー「XF」、メルセデスベンツ「Eクラス」が濃厚と考えられますね。
なお、具体的な販売時期は不明ではありますが、来年開催のニューヨークモーターショー2018にて登場する可能性が高いとのこと。