ジル・ヴィルヌーヴ氏のフェラーリ「308GTS」がモナコのオークションにて登場。但し、予想落札価格は不明

2020-05-26

近日開催されるモナコのRM Sothebyオークションにて、今は亡きカナダのレーシングドライバであるジョセフ・ジル・アンリ・ヴィルヌーヴ選手が所有していたフェラーリ「308GTS」が出品されます。

今回出品される「308GTS」は、リヤミドシップエンジンを搭載する後輪駆動モデルとなる「308GTB・クーペ」のオープンモデルとなり、「GTS」の”S”はスパイダーを意味。その方式はデタッチャブル・ルーフと呼ばれる、いわば”タルガトップ”仕様となっています。

生産台数としては、10年間で約13,000台以上製造され、現在では比較的手ごろな価格にて購入することが可能となっています。
ただ、今回オークションにて出品される1978年式の「308GTS」は、やはり所有者である伝説のレーシングドライバのジル・ヴィルヌーヴ氏が毎日運転にて使用していたことからプレミア付加価値が相当に付いているみたいで、現時点では予想落札額を付けることが困難となっています。
上記にもありますが、この個体は同氏が毎日移動用として使用していた1台となるため、走行距離は比較的多めとなる約37,000kmとなります。

パワートレインとしては、排気量2.9L V型8気筒自然吸気エンジンを搭載し、最高出力255ps/7,000rpm、最大トルク294Nm/5,000rpmを発揮。
エキゾーストサウンドもフェラーリならではの甲高いエキゾーストサウンドを奏でるモデルで、このサウンドこそがセールスポイントの大きな魅力の一つでもありました。

【関連記事】
マジ?EV化しちゃったフェラーリ「308GTS」がオークションにて登場(2018/1/7投稿)
V8→V12エンジンに置換えたフェラーリ「308GTS QV」がオークションに登場。予想最高落札価格は840万円(2017/4/20投稿)

Reference:CARSCOOPS