従来モデルよりも約200万円アップ。レクサス「LC」に特別仕様車”Structural Blue”が登場

2022-06-29

レクサスのフラッグシップスポーツクーペ「L500/LC500h」に、あの特別なブルーカラーとなるストラクチュラル・ブルー(Structural Blue)を採用した特別仕様車が日本でも販売開始。
このボディカラーは、レクサス「LC」専用として登場した塗料で、開発期間に約15年という期間を要した唯一無二の究極のブルー。
仮にこのボディカラーにて「LC」を生産する際は、そのあまりにも複雑すぎる色相(40層以上)であるとのことから、1日2台しか製造できないと言われているため、恐らく納期は年単位になるのではないかと推測されます。


今回特別仕様車として登場した「LC500/LC500h~ストラクチュラル・ブルー~」は、北米や南米の原産にあるモルフォの蝶をモチーフにしており、プライマとクリアコートの間の15ミクロンメートルの層にてLCの車体に塗装し、更にはnano構造である超小型フレークは光で常に変化する色の印象を与える虹色を生成するとして非常に複雑化しているとのこと
また、従来の顔料塗料は、入射光の50%未満を可視青色として反映するものの、ストラクチュラルブルーは入射光の100%近くのレベルまで到達するというとんでもない領域となっています。

しかも、このボディカラーには、一切青色の素材を使用していないとのことで、これはグレーの金属素材の粒子と無職の硫化亜鉛の粒子が透明フィルムの基材にコーティングされて、その工程において初めてブルーに発色すると言われています。

そんな特別仕様車のインテリアには2種類のインテリアテーマをラインナップ。
一つは、特別仕様車専用に開発されたブルーモーメントで、全く雲一つない快晴の夜明け前や、夜の闇に包まれる寸前に空が青く輝く現象をテーマに彩られたデザインとなっています。

もう一つは、太陽が顔を見せ始める早朝や、太陽が隠れた夕暮れのわずか数分に現れるブルーとオレンジのグラデーションを基にしたマジックアワーコンチェルトと呼ばれるテーマのブリージーブルーとなります。

その他の特別標準装備としては、フロント245/40RF21+リヤ275/35R21ランフラットタイヤ&鍛造アルミホイール(ポリッシュ仕上げ+ブラック塗装)や特別仕様車専用のCFRP製スカッフプレート、”マークレビンソン”リファレンスサラウンドシステム、カラーヘッドアップディスプレイ、ステアリングヒーター+寒冷地仕様(リャフォグランプ・ウィンドシールドデザイサー等)が設定されています。

そして、特別なディーラーオプションには、丹後緞通(だんつう)と呼ばれる高級敷物の技法を駆使したフロアマットが準備されており、こちらの価格は何ともご立派な194,400円となっています。

価格ラインナップは以下の通り。
特別仕様車に関しては、従来ベースモデルよりも約200万アップとなっていますが、ボディカラー代や特別装備を加味すると妥当な数値かもしれません。

【LC500h】
・特別仕様車”Structural Blue”・・・15,250,000円 (税抜14,120,370円)
・“L package” ・・・13,500,000円 (税抜12,500,000円)
・ベースグレード・・・13,500,000円 (税抜12,500,000円)
・“S package” ・・・14,500,000円 (税抜13,425,926円)

【LC500】
・特別仕様車 “Structural Blue”・・・14,750,000円 (税抜13,657,407円)
・“L package”・・・13,000,000円 (税抜12,037,037円)
・ベースグレード・・・13,000,000円 (税抜12,037,037円)
・“S package”・・・14,000,000円 (税抜12,962,963円)

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