希少なBMW「Z1」がオークションに登場。しかも無料で進呈

2020-11-14

BMWの2シータオープンモデル「Z1」がオークションに登場することが判明。

この個体は、1989年から1991年まで僅か8,000台のみ製造(しかも全て左ハンドル仕様)された希少なモデルで、通常の横開きのドアや上に開くガルウィングとは異なり、下方のドアシル内にスライドして収納される非常にユニークなドアとなっています。


今回出品される個体は、1991年に製造されたチリ・レッドのボディカラーを持ち、走行距離は約29,000kmと中々走られています。

パワートレインとしては、排気量2.5L 直列6気筒SOHCエンジンを搭載し、最高出力168hp、最大トルク222Nmを発揮します。

シャシーについては「Z1」用に特別設計されたもので、着脱式ボディパネルや連続亜鉛・シーム溶接、複合材製アンダートレー型床構造といったところは新しいところ。

そしてコンパクトでありながらハイパワーなモデルであることから、投機目的で購入するオーナーも相当に多かったと言われています。

インテリアは、非常にシンプルなブラックのファブリックシート、シートバックはボディカラーと同色のチリ・レッドを採用しています。

ちなみに、「Z1」以外にも「Z3/Z4/Z8」にも名づけられた”Z”は”Zukunft”のイニシャルをとったもので、ドイツ語で「未来」を意味します。

なお、今回出品される「Z1」は、予想落札価格は存在せず”無料”にて提供されると言われていますが、その代わりとして入手できる方法については一切不明となっています。

Reference:CARSCOOPS

「Z1」はこんなところでも登場していた!
関連記事:フィリピン政府、次なるはポルシェやマセラティ、BMW等の不正輸入車両を容赦なく破壊【動画有】(2018/3/17投稿)

先日、過激な発言やパフォーマンスで有名なフィリピンのロドリゴ・ドゥテルテ大統領が、マニラ税関から不正輸入される予定であった高級車両30台を押収し、観衆やメディアを前にして大型ショベルカーやブルドーザーにて破壊する公開処刑ショーを開催。

今回もフィリピン・ポートアイリーンにて、不正輸入される予定であったBMW「Z1」やポルシェ「911GT3」、メルセデスベンツ「Gクラス」、AMG「SL55」、ルノー「5ターボ」、オペル「マンタ」、マセラティ「クアトロポルテ」を含む合計14台(約5,880万円)の高級車たちをぶっ壊す公開処刑ショーが開催されました。

今回の公開処刑ショーにて、同氏は「このような不正輸入は、公平な信頼を失い、社会サービスを提供する政府の誠実さを損ない、長年に渡る社会的信頼への終止符を打つ立場を示している」と激しく怒りをあらわに。

なお、今後はランボルギーニやアストンマーティン、ポルシェ等のスーパースポーツを含む計841台の不正輸入車両も破壊予定となっています。