マツダ「CX-5/アテンザ」ディーゼルモデルにリコール。純正以外のオイルフィルタ禁止へ!

2020-05-26

自動車ニュース”Response”の記事より、マツダ「CX-5」と「アテンザ」にリコール。
リコールの内容としては、過去に対策されたディーゼルエンジンに不具合が再度あった模様。
2014年12月に「CX-5」と「アテンザ」のディーゼルエンジン用オイルフィルタの不具合により、ブレーキアシスト力や加速性能が低下するとして、改善対策を届出。
しかし、改善対策が不十分だったとして、同様の不具合が発生するおそれがあることが判明したために、より重要度の高いリコールとして再度届け出たとのこと。


今回重要度が高くなっている不具合はオイルフィルタとなっていて、前回の改善対策では、対策品に交換するとともにエンジンフードに純正外のオイルフィルタを使用しない旨の注意ラベルを貼るとしましたが、使用者への周知が十分でなかったために、リリーフバルブの開弁圧が不適切な純正外オイルフィルタの使用が一部で続いていた模様。
その結果、エンジン内部で発生する金属粉がオイルフィルタで十分に捕捉されず、バキュームポンプやターボチャージャに混入する模様。ブレーキアシスト力や加速性能が低下したなどの不具合が既に348件報告されています。

リコールの対象となるのは、2012年2月13日~2013年9月27日に製造されたモデルで、計6万3,208台がリコールとなります。

今回は改善対策を強化し全車両、バキュームポンプを対策品に交換するとともに、ターボチャージャを点検し、異常なものは新品に交換。併せてオイルフィルタも点検し、不適切なものは対策品に交換。また、使用者に注意喚起するとともにエンジンフードに純正外のオイルフィルタを使用しない旨の注意ラベルを貼り付けるとのことです。 

【直近のリコール関連記事】
ポルシェ「カイエン・シリーズ」がリコール。燃料ポンプ不具合で燃料漏れの恐れ有り(2018/4/3投稿)
BMW「320i」等が1万台超えのリコール。燃料タンクに亀裂が入る恐れ有り(2018/3/30投稿)
トヨタ「アルファード」等が20万台超えのリコール。タカタ製エアバッグ不具合か(2018/3/28投稿)
パガーニ「ウアイラBC/ウアイラ・ロードスター」がリコール。バッテリ不具合で始動できない?!(2018/3/27投稿)
フェラーリ「488GTB」がリコール。ブレーキ管理システムが作動しない恐れ有り?!(2018/3/26投稿)
ルノー「カングー」にリコール。燃料漏れ・ECUに不具合有り(2018/3/17投稿)
シトロエン「C3」等がリコール。タカタ製エアバッグの不具合有り(2018/3/16投稿)
ジープ「グランドチェロキー」等がリコール。オルタネータ不具合でエンジン始動不可の恐れ有り(2018/3/10投稿)
マツダ「CX-8」が早くもリコール。自動ブレーキシステムが作動しない恐れ有り(2018/3/9投稿)
スズキ「ソリオ/スイフト」等がリコール。エンジン停止で走行不能の恐れ有り(2018/3/8投稿)
VW「ゴルフ」やアウディ「A3」がリコール。ブレーキ/横滑り防止機能が作動しない恐れ有り(2018/3/3投稿)
ジープ「コンパス/パトリオット」がリコール。エアバッグに不具合有り(2018/2/20投稿)