【大問題】スーパーカーに多く採用されるアルカンターラが人気過ぎて、供給が追い付いていない模様

スーパーカーやスポーツカーメーカ、更にはフォルクスワーゲンやフォード、ルノーといったメーカのインテリアシートやダッシュボード周り、内ドア、ギヤシフト、ステアリングホイールに採用されているアルカンターラ素材ですが、この素材があまりにも人気が高すぎて、製造業者から供給が全く追いついていないという問題が発生中。

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これは昨年に公開した記事でも説明済みですが、シート材質に使用されるアルカンターラは、スエード(子やぎ・子牛の皮の裏をけば立てたやわらかい革)の意味を指しているわけではなくイタリアの会社名を指しています。
つまりは、「アルカンターラ社製のスエード」という表現が正しいことになります。

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スエードといえば人工皮革を指しており、合成皮革との違いについては、後者が生地をベースに樹脂を塗装して表面だけを革に似せた生地を指します。
一方の人工皮革は、人工的に生地の風合いや天然革に最も近い加工を施したものを指しているのですが、人工皮革のスエードで最も高い技術と耐久性・耐候性等を注ぎこんだ生地としてアルカンターラ社のスエードが車両に使用されるようになるも、そもそもアルカンターラのスエードは車用として作られたものではないという情報もあります。

また、この素材は1970年代初めに日本化学会社である東レ株式会社の科学者によって開発されたものであり、同社の別の製品、すなわち高度な紡績プロセスと化学製品及び繊維製品の製造プロセスに既に使用されていた技術に基づいたものとなっています。
この基本的な技術が、70年代以降ほとんど変わっておらず、つまりは伝統ある製法を守りながらも、イタリアのアルカンターラ社が利用可能なカラーとテクスチャの数を大幅に増やしていっただけということになります。

アルカンターラの主な利点としてはいくつかあり、その中で最も大きいのがレザーよりも50%軽量であるということ。更には上記にも挙げた耐久性やグリップ性、通気性が良く、冬には暖かく、夏には涼しい奇跡の素材でもあります。

若干話は逸れましたが、上記の通りイタリアのアルカンターラ(Alcantara S.p.A)社は、現在20%の新規事業と契約を結び、更にはミラノの施設に対して約412億円の投資により生産を倍増するよう準備を進めています。
今回の深刻なスエード素材の供給不足により、アルカンターラ社CEO兼会長のアンドレア・ボラニョ(Andrea Boragno)氏は、合成素材が非プレミアムモデルへの浸透を拡大し続けていくと予想しており、より一層の準備が必要であると危機感をあらわにしています。

Reference:motor1.com

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