ピニンファリーナはフェラーリの他に何をデザインした?早速確認してみよう【No.17~23】

2020-05-26

ピニンファリーナと言えば、フェラーリや香港のHK等幅広いメーカの車両デザインを担当していますが、その他にもどういったモデルのデザインを担当しているかご存知でしょうか?
今回は、過去90年間でピニンファリーナがデザインした中でも特に美しいモデル達(No.17~No.23)を公開していきたいと思います。

【関連記事】
ピニンファリーナはフェラーリの他に何をデザインした?早速確認してみよう【No.1~8】(2018/4/16投稿)
ピニンファリーナはフェラーリの他に何をデザインした?早速確認してみよう【No.9~16】(2018/4/16投稿)


No.17:アルファロメオ「2uettottanta」
早速とんでもない名称の個体が登場。
車体を見ての通り、2シータオープンモデルで、2010年にアルファロメオの創立100周年を祝うだけでなく、ピニンファリーナの80回目の誕生日のメモリアルモデルでもあります。
車名については、どう発音して良いのかよくわかりませんが、”2uettottanta”は造語とのこと。
色々調べてみると、”2uetto”はアルファロメオの歴史には必須となるクルマ=Duettoをキーワードとしており、頭文字にきている”2”は2シータを意味しているのだとか。
次の”ttanta”は、”Duetto”の語尾の”o”と重複させているので、”ottanta”=80周年の”80”を意味と関連付けたと言われています。
因みに、これを続けて読むとなると”2”はドゥーエとなるため、「ドゥーエットタンタ」ととにかく呼びにくい名称になります。

No.18:フェラーリ「458イタリア」
フェラーリのV8NAクーペモデルで、「F430」の後継モデル。
2010年8月までには、1,248台が製造されるもエンジン断熱材固定用接着剤が可燃性であったことから、とにかく車両が炎上する事案が発生。これによりアメリカ・カリフォルニア州やフランス・パリ、スイス、中国等で多くのリコールが発生し、大きな話題を呼んだ一台。
ただ、デザイン性や走行性能はずば抜けており、フェラーリの人気を更に高めた重要なモデルでもあります。

No.19:東南汽車「D7」
これはかなり意外でしたが、実は中国モデルも担当していたピニンファリーナ。
デザインの完成度はかなり高く、当時開催された上海モーターショーでは大きな注目を集めた一台。
なお、ピニンファリーナは1990年代に北京オフィスを設立しているため、中国にて事業を展開しており、東南汽車以外にも奇瑞汽車(チェリー自動車)、北京汽車工業(BAIC)、華晨中国汽車といった中国メーカともコラボしています。

No.20:フェラーリ「セルジオ・コンセプト」
世界限定6台のみ生産されることとなった「458スパイダー」ベースの「セルジオ」の更なるコンセプトモデル。
この頃のワインレッドカラーも非常に美しいですね。

No.21:「sintesi・コンセプト」
ピニンファリーナがクリスタルボールからヒントを得た、未来のコンセプトモデル「sintesi」。
各車輪に燃料電池を装備し、更には他の車両と無線通信が行える機能を備えた革新的な一台。
フロント・リヤ共にランボルギーニ「カウンタック」譲りのシザードアを採用するところもまた斬新ですが、それ以上に驚きだったのがバイオ燃料と水素を使ったドライブトレインであるにも関わらず、最高出力が「アヴェンタドールLP700-4」と同様の700psを発揮するというところ。

No.22:アルファロメオ「スパイダー」
アルファロメオ「GTV」のモデルチェンジに伴い、3代目としてモデルチェンジされた「スパイダー」。
「ブレラ」と被る部分はありますが、これはジョルジェット・ジウジアーロが担当し、オープンモデル「スパイダー」についてはアルファロメオとピニンファリーナとの共同開発によって生み出されました。

No.23:フェラーリ「カリフォルニア」
フェラーリ初となるクーペカブリオレ&2+2シータモデルの「カリフォルニア」。
フェラーリのエントリーモデルということもあり、低価格で購入できるのもポイント。そのためか、フェラーリに新規顧客開拓を狙ったおかげもあって、約70%が初めてフェラーリを購入したオーナーであったと発表されています。
車名の「カリフォルニア」は、1950年代生産の「250GT・カリフォルニア・スパイダー」が由来となっています。

Reference:motor1.com