ロータス初のSUVモデルはラグジュアリー志向に移行か?2022年には導入予定

2020-05-26

中国・上海の吉利汽車(ジーリー)傘下となったイギリスのスポーツカーメーカ・ロータスが、現在開発を進めている同社初のSUVモデルをスポーツ志向からラグジュアリー志向に転じる可能性が高いと噂が浮上。

ロータスは、既に2022年にこのSUVモデルを導入する計画で進めており、ベントレーやロールスロイス、アルファロメオ等の各メーカがつどってSUV市場に参入する以上、将来性を見込んでこの計画に踏み込んだことはロータスにとって非常に重要なアクションとなります。


そして、今回のラグジュアリー志向への移行についても同じで、ロータスの親会社は中国の吉利汽車。
現在中国では、メルセデスベンツやアウディ、BMWといった主要モデルを筆頭に富裕層向けに対して既存モデルをロングホイールベース化したモデルを展開中でかなりホットなトレンドモデルになっています。

恐らくロータスのSUVモデルも、同様の理由で中国市場向けにロングホイールベース化の流れを汲み取ることに専念し、パワーバランスよりも快適性を重視するという意味で、ラグジュアリー志向に転じるのだと思われます。

技術においては、同じ吉利汽車の傘下となっているボルボの技術を流用し、開発支援を大きく受けることになると推測。
吉利汽車のデザインディレクターであるPeter Horbury氏の説明によれば「ロータスの市場、中国のような巨大な市場をターゲットにラグジュアリーで高価な車両を提供する可能性が高い」とし、同社マーケティングの方向性についても具体的に指摘。
そして、ロータスの大きな特徴でもある”軽量”という要素においても、ここはやはり譲れないとして、どのSUVモデルよりも軽量化に努める模様。

なお、ロータスの規模が拡張される一環には、イギリスのコヴェントリーに新工場を建設予定で、これについては吉利汽車がどのように判断を進めていくかは不明ですが、生産性を高める目的で中国の工場に変更させるごり押しプランも視野に入れている可能性も高そうです。

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Reference:motor1.com