生産台数僅か6台&価格非公開。ポルシェ「962」の公道仕様モデル・シュパン「962CR」がビンゴスポーツさんにて販売中

2020-05-26

日本屈指の高級中古車ディーラ・ビンゴスポーツさんにて、僅か6台のみ生産された超希少モデル・シュパン「962CR」が販売中。
この個体は、オーストラリアのレーシングカードライバであるVern Schuppan氏が1983年のル・マン24時間耐久レースにて勝利した、ポルシェのレーシングモデル「962C」をベースに公道仕様とした再販したプレミアムモデルとなります。


製造元となるのは、ポルシェではなくAdvance Composite Technology社で、特注のカーボンファイバモノコックがベース。
エンジンは、北米のIMSA GT選手権にて「962S」に使用したモデルとほぼ同じとなる排気量3.3L 水平対向6気筒ツインターボチャージャーエンジンを搭載し、最高出力600hp(182hp/L)を発揮します。

駆動方式は後輪駆動で、ポルシェが開発した5速マニュアルトランスミッションを搭載します。最高時速は370km/hにまで到達したとの記録が残っています。

外観としては、いかにもレーシングモデルといった印象で、フロントには丸型のヘッドライトを採用し、ワイド&ローなスタイリング。

両サイドには、大型のダクトが設けられ、ミドシップに搭載される中型エンジンを冷却するように設計。
大型リヤウィングも車体にスムーズ組み込まれています。
ドアは上に開くタイプのバタフライ・ドアを採用。

なお、この個体が販売された当初は、約2億円というとんでもない金額が付けられましたが、このころの経済は後退してしまい、スーパーカー市場もほぼ希薄、販売は低迷してしまい、生産台数は僅か6台でした。

なお、販売されている個体のボディカラーはライトなイエローカラーで、現在日本にこの個体が3台あるとして、その内の一台がビンゴスポーツさんにて販売中(残りの3台の内2台は不明で、1台はアメリカ)。
ビンゴスポーツさんでは、価格は公開されておらず要応談。
もしかすると相当なプレミア価値が付いている可能性があり、その価値は2倍以上の5億円に上る可能性も有りそうですね。

【ポルシェ・レーシングモデル関連記事3選】
1981年式のレーシングモデルとなるポルシェ「935 K4」が販売中。価格は驚異の3億円超え(2017/6/25投稿)
【もちろん合法】究極のレーシングモデル・ポルシェ「917」が公道仕様に改造されモナコを走る(2018/4/19投稿)
これはカッコいい。ポルシェ「ケイマンGT4」をラリーベースにしたレンダリング画像が公開に(2017/12/13投稿)

Reference:CARSCOOPS