海外にて、日産「GT-R」に軽ナンバー?!明らかに盗難車両と思われる件

2020-05-26

海外某所にて、フロントにナンバープレートが装着されていない日産「スカイラインGT-R BNR34」を目撃。
牽引用リングを装着し、フロントスプリッタ、エアインテークには3色のピンポイントストライプが加えられ、レーシング仕様にカスタマイズされていますが、かなり違和感のあるところが…。


こちらはリヤの「スカイラインGT-R BNR34」。
よく確認してみると、リヤのナンバープレートがホワイトではなく軽自動車専用のイエローとなっており、おまけに5ナンバーであることが判明(ナンバーの詳細は以下のTwitterにて確認可能)。
ネット上では、「盗難車両の可能性が高い」として、実際のナンバーを取外し、カモフラージュ用でたまたま用意した軽自動車ナンバープレートを装着したのではないかと言われていますが、これはいくらなんでもわかりやす過ぎるカモフラージュ(せめて3ナンバーのホワイトプレートにしてほしかった)。

「GT-R BNR34」は現在異常な価格高騰となっており、海外ではフェラーリやランボルギーニ、ブガッティに並ぶ超人気モデル。
数千万円レベルで高額取引される希少なモデルでもありますが、この個体ももしかすると売買目的で盗み出した車両なのかもしれません。

ちなみに、イエローのナンバープレートは、1974年12月以前に登録された軽自動車においては、二輪車と同じ白地に緑文字を設けていたケースがほとんどだったのですが、その後の車両法施行規則の一部改正によって軽自動車のナンバープレートを視認性の高い普通自動車と同じにサイズ変更しました。
ただ、そうすると普通自動車との区別をつけることが難しくなったため、軽自動車との明確な区別をつける目的でナンバープレートの色分けが行われたと言われています。

なお、ナンバープレートの色分けを行った最大の理由は高速道路の料金分けで、軽自動車は高速道路料金が2割引になるため、料金収受員がナンバーを見て料金の区別を行うためと言われています(今現在はほとんどがETCとなり、そういった区別を行う面倒は無くなった)。


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