スバル・オブ・アメリカが50年間で900万台を販売。900万台目に納車モデルは「クロストレック(XV)」

2020-05-26

スバルが、1968年にアメリカにて販売開始してからちょうど50年、遂に販売台数が900万台に到達した模様。
アメリカにて販売される日本の自動車ブランドでは、トヨタやホンダ、日産が主力となっていて、スバルはどちらかというとそこまで飛躍的に売れているわけではないのですが、その一方で根強いファンが多く、リピーター率も高いのがスバルの大きな特徴でもあります。


今回アメリカにて900万台目に納車したモデルは、クロスオーバーモデルとしてほぼ認定されるインプレッサのジャッキアップバージョン「クロストレック(日本では「XV」)」で、アメリカ・アーカンソー州フェイエットビルのアドベンチャー・スバルにて放射線腫瘍医を務めるハーシーガーナ―医師に納車されています。
彼は、2005年に既に同社「バハ」(スバルが5年間販売したレガシー/アウトバックのピックアップモデル)を所有していたスバリストでもあります。

ハーシーガーナ―医師は「50周年記念モデルとして私のもとに納車されたクロストレックは、私が探していた全ての機能を備えており、色やサイズが全て完璧な一台である」と絶賛。
彼の妻であるデニスさんは、ボランティアを愛する慈善家であり、地域社会の貢献に積極的に参加するメンバーの一人。彼女もまた、今回の「クロストレック」の購入に合わせて、健康的な食事の促進のために給食コミュニティに寄付しているとのこと。

ちなみに、スバルはアメリカにて10年連続の販売記録を更新している唯一の自動車メーカ。昨年アメリカにて約65万台の自動車を販売し、これまでで最大の市場シェアの3.76%を記録(10年前は年間20万台以下だった)。
2017年にトヨタが販売した210万台(市場シェア12.35%)に比べたらもちろん少なく、過去5年間にアメリカにてより多くの新車を販売した台数においては、ホンダが150万台(市場シェア8.62%)、日産140万台(市場シェア8.35%)となり、それらよりも少ない台数ではあります。
ただ、マツダの28.9万台(市場シェア1.68%)、三菱の10.4万台(市場シェア0.6%)よりは上回り、今後更にシェア率を伸ばしていく可能性の高いメーカであれば、ホンダや日産を上回る主要メーカになる日も近いのではないかと思います。

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Reference:CARSCOOPS