メルセデスベンツAMG「GT4ドアクーペ」に初回限定モデル「GT63S Edition1」が登場。630馬力を発揮するスーパーセダン

2020-05-26

メルセデスベンツAMGの最新上位モデル「GT4ドアクーペ」の販売を記念して、最初の12か月間の初回限定モデルとして「GT63S Edition1」を販売することがわかりました。
今回発表されている「GT63S Edition1」は、外観と内装共にアップグレードを施したトップレンジモデルで、その希少価値も相当に高いといわれています。


まず外観の変化としては、大型のフロントスプリッターや最適化されたリヤディフューザー、機械的に調整可能な固定リヤスポイラーを追加したエアロダイナミクスパッケージを標準設定。
そして、このエアロダイナミクスパッケージには、車両の抗力係数を低くする一方で、ダウンフォースも増加させることが可能となっています。

他には、サイドシルパネルの上、フード、ルーフ、デッキライドの上にはマットグラファイトグレーのAMGストライプを追加。
そして、ボディカラーにはDesigno Graphite Grey Magnoと呼ばれる特殊なボディカラーを設定します。

足回りには、マットブラックとハイグロスにて仕上げられた21インチのクロススポーク鍛造ホイールを装着。
両サイド2本だしでインストールされたスポーツエキゾーストシステムは、楕円形ではなくマフラカッタにてスポーティにカスタムしています。

インテリアは、AMG Multicontourシートと呼ばれる特別なスポーツシートを採用し、Magma Greyとブラックナッパーレザーにて仕上げられています。ここに、コントラストのあるイエローのカラードステッチを追加します。

ステアリングホイールにはDINAMICAマイクロファイバーにて包み込まれ、AMG Edition1ロゴが加えられた特別な刺繍を追加。そしてイエローのカラードステッチにて縫合します。
ステアリングの12時の部分にはイエローのトップステッチが施されていることも確認できますね。

その他には、アームレストやインストルメントパネル、ドアベルトライン、ドアセンターパネルにナッパーレザーが使用され、イエローのカラードステッチはダッシュボード周りやドアパネル周りに縫合。
カーボンファイバトリムやイエローシートベルト、ユニークなフロアマットなども標準にて設定されます。

「GT63S Edition1」のパワートレインは、排気量4.0L V型8気筒ツインターボエンジンを搭載し、最高出力630hp、最大トルク900Nmを発揮。
駆動方式は4Matic四輪駆動システム+9速オートマチックトランスミッションを兼ね備えます。
パフォーマンスとして、0-100km/hの加速時間は3.1秒、最高時速は314km/hにまで到達します。

なお、この「GT63S Edition1」は、今週末のドイツ・ニュルブルクリンクにてADACチューリッヒ24時間耐久レースにて世界デビューし、2019年初頭にはアメリカにて販売されることとなります。

【関連記事】
メルセデスベンツAMG「GT4ドアクーペ」がニュルブルクリンクにて7分30秒を記録。2番目に速いセダンに、それじゃ最速セダンは何?(2018/5/8投稿)
軽量タイプのGT4?ニュルにて、謎のメルセデスベンツAMG「GT R」をキャッチ(2018/3/29投稿)
あれ?メルセデスベンツAMGの4ドアセダン「GTクーペ」が早くもリーク(2018/3/4投稿)

Reference:motor1.com