BMW「i8」をもろにパクッた中国・Qiantu「K50」の開発車両がテスト走行。但し、市販化の可能性は低い模様

2020-05-26

先日開催された中国・北京モーターショー2018(別名:オートチャイナショー2018)にて、2016年後半に一度公開済みであった中国・Qiantu Motor(CH Auto傘下)が、北米向けに開発していた100%電気自動車「K50」を公開。
今回、その「K50」の開発車両が中国の公道を初めて走行しています。


今回目撃されている個体は、かなりカモフラージュが分厚めで、ライトやダクト類のディテールポイントを細かくチェックすることはできないものの、そのスタイリングはスーパースポーツ風。
元々北米向けに開発が進められていた「K50」ですが、顧客のニーズに合致したスペックの実現が難しいと判断し、中国市場専売モデルとして今年の7月に販売予定となっていますが、開発の進捗具合としてはかなり難航しているみたいで、もしかすると年内の発売自体難しいかもしれないとの噂も浮上しています。

デザイン自体は申し分ない高級スポーツカーとうい印象ですし、中国では無数の電気自動車メーカが立ち並びしのぎを削っている中で、一際異彩を放つモデルとなる可能性も高いとのことから、是非とも市販化してほしいのが正直なところ。

「K50」のパワートレインは、フロントに電動モータ2基を搭載することで、システム総出力400hp(モータ1基当たり214hp)を発揮。スペック的にはV6ターボエンジン並みで、航続可能距離は200km(バッテリー容量は41.1kWh)。
注)北京モーターショー2018では、フロントに電動モータ2基を搭載することで、システム総出力214hp、最大トルク290Nmを発揮し、最高時速は200km/h、0-100km/hは4.6秒、航続可能距離は365km(バッテリー容量は60kWh)と公式発表していましたが、もはやどれが事実なのか不明。

なお、車両本体価格は不明ですが、最新の報告書の情報によれば、約1億円にも上る超高額モデルとして登場するかもしれないとのことで、これだけのスペックに約1億円を支払う価値があるかと言われると非常に難しいところではあります。

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Reference:CarNewsChina.com