アストンマーティン「DBX」にプラグインハイブリッド(PHV)モデルが登場。710馬力発生の最強モデルに

2020-05-26

アストンマーティンは先日、最新クロスオーバーモデル「ラゴンダ」のオールエレクトリックモデルの開発計画を進めていくと発表しましたが、その一方でもう一つのクロスオーバーモデル「DBX」においても新たな開発が進められている模様。
アストンマーティンCEOであるアンディ・パーマー氏によると、「DBX」はもともと電動パワートレインで提供する予定でしたが、EVを開発する能力はあっても、まず先にガソリンとハイブリダイゼーションの計画を行う必要性がある、と説明。


ただ、ハイブリッドパワートレインやプラグインハイブリッドモデルを販売すると、非常に高価な価格帯となり、おまけに車体重量も一気に増加してしまうため、重要項目から排除し100%電気自動車の開発を進めていましたが、2040年の欧州でのガソリン車両販売禁止の前に、先にハイブリッドモデルの販売を行ってしまうことがアストンマーティンにとっては先決だったのかもしれないと推測。

パワートレインについては、公式的な情報は公開されていないものの、排気量4.0L AMG製V型8気筒ツインターボエンジン(「DB11」と同じエンジンで510ps発生と推測)と202psを発揮する電動モータを組合わせることで、システム総出力710psを発揮する可能性がありそうです。

100%ガソリンエンジンについては、以前から期待されていた排気量5.2L V型12気筒ツインターボエンジンを搭載し、最高出力608ps、最大トルク700Nmを発揮する大排気量モデルもありますが、アンディ・パーマー氏によれば、V12エンジンについてはアメリカ等の主要市場での排出ガス基準(CAFE規制)を満たすためにハイブリッド化する必要があることを考えると、限りなくラインナップすることは厳しいと説明。
一体どのような構成でラインナップしていくのかは不明ですが、伝統あるV12エンジンを積極的に取り入れるアストンマーティンの経営方針上、何かしらの形でV12モデルは誕生するのではないかと考えたりします

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Reference:CARSCOOPS