ロールスロイス「カリナン」が遂に世界初公開。トランクルームを活かした謎のラウンジコーナーを提供

2020-05-26

ロールスロイス初のSUVモデル「カリナン」が遂に世界初公開。
元々「ファントムⅧ」にも搭載されるエンジンを流用する?との噂通り、排気量6.75L V型12気筒ツインターボエンジンを搭載し、最高出力570ps、最大トルク850Nmを発揮します。駆動方式としては走行状態にあわせて適応される四輪駆動(AWD)/四輪操舵(4WS)を採用した「全地形に適応できるハイボディー・カー」と表現されています。


「カリナン」は、The Claspと呼ばれるオープニングハッチスタイルを特徴とした究極のSUVモデルで、フラッグシップセダン「ファントムⅧ」から流用される機能を多数引き継がれ、様々な地形に対応するマジックカーペットライドも搭載します。

同車は、今回のモデルから全く新しい特徴として、トランクルームを利用した特別な空間を提供します。
トランクルームは、リヤシートを倒さなければ560L分の荷室エリアを確保でき、リヤシートを折りたためば、最大1,930Lの荷室エリアを提供します。
そして、今回はトランクルームのスペースを活かして2つのシートとテーブルを設置した特別なラウンジを作ることが可能です。

リヤシートはゆったりとした極上のラウンジ空間を提供します。
中央にセンターコンソールを配置した独立式のリヤシートには、ロールスロイス・ウィスキーグラスやデカンター、シャンパンフルート、冷蔵庫といったドリンクキャビネットを備えた特別な機能を備えます。

運転席も非常に豪華な作りとなっています。
運転席にあるロールスロイス最新世代のデジタル・インストルメント・クラスターやダッシュボード等には、同社初のタッチセンサー式ディスプレイを採用しています。
また、インフォテイメントシステムを操作するためにセンターコンソール上には、スピリット・オブ・エクスタシーコントローラを搭載。

また、車内には安全装置とアシストシステムが搭載され、世界で最も技術的に高度なモデルとして、ナイトヴィジョンシステムやパノラマアラウンドカメラビューシステム、衝突警告システム、交差交通警告、車線逸脱&車線変更警告システム、Wifiホットスポット、5つのUSBポート、ワイヤレス充電器等、その他多くの便利機能が追加されます。

外観については、「ファントムⅧ」から全てのモデルに適用されるラグジュアリーオールアルミ製プラットフォームを採用。
スペースフレームに再構成されたコンポーネントを使用することで、最高クラスの機能性能を実現することが可能な車体剛性を持ちます。

また、足回りには、Krismerシステム・自己補正エアサスペンションが搭載されます。
このエアサスペンションは、既存のものを大幅に改造したもので、毎秒数百万回の計算が行われ、路面の形状に適した乗り心地を提供します。
そして、オフロードの吹き抜けを緩和するために、空気量の多いより大きなエアーストラットが追加され、フロントアクスルのサスペンションレイアウトが完全に再設計されました(ちなみにホイールは22インチ)。

車両サイズは、全長5,341mm×全幅2,164mm×全高1,835mm、車体重量は2,660kgとこれだけのボリュー感がある割にも軽量といえそう。
なお、価格帯としてはアメリカ市場向けに約3,640万円からとなります。

【Rolls-Royce Cullinan launch film】

【Rolls-Royce Cullinan video debut】

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Reference:motor1.com