これ知ってる?シェルビー「シリーズ1」ベースの高性能ロードスター「シリーズ2」

2020-05-26

アメリカの自動車メーカ・シェルビーが1998年から2005年まで製造していたオープンFR2シータスポーツモデル「シリーズ1」をベースにフォローアップされた高性能モデル「シリーズ2」。
このモデルは、「シリーズ1」のコンポーネントを購入したWingard Motorsportとのパートナーシップによりカスタムが進められ、アルミチューブラーとアルミハニカムを組合わせたセミモノコック構造となったレーシングカーのようなレイアウトとなっています。
生産方式としては、完全受注生産となり年間生産台数は僅か4台に制限された幻の一台でもあります。


シャシーについても、ビレットのアルミニウムとカーボンファイバパーツを備えることで大幅に改良され、これにより「シリーズ1」よりも12%以上軽量化されています。
もちろん、顧客のオーダーによっては、アルミニウム/カーボンファイバ又はチタンボディに設定することも可能で、どんな素材を選んだとしても全て車両に片持ちのサスペンションと各車輪に6ピストンのキャリパーを備えた高性能ブレーキシステムを装備します。
ホイールはカスタム式の19インチアルミホイール、タイヤはケーニグセグやブガッティ等も愛用するミシュラン製パイロットカップ2タイヤを装着します。

エンジンは、様々な種類のものをインストールすることが可能で、その中でも427WindsorやCarroll Shelby Engine Companyの427 FEエンジンが主要となっています。
具体的なパワートレインは不明ですが、最高出力811psを発揮するハイパワーエンジンを搭載していたのだとか。

ちなみに、「シリーズ1」に搭載されるエンジンはフォード製ではなく、オールズモビル製の排気量4.0L V型8気筒スーパーチャージャーエンジンを採用し、最高出力324hp、最大トルク393Nmを発揮。その後、スーチャーエンジンの改良が施され、更にパワーアップの450hpとなり、最高時速272km/hにまで到達していた模様。

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Reference:CARSCOOPS