限定150台のアウディ「RS6アヴァント・ノガーロエディション」がドイツディーラに到着。700馬力超え、こいつはかなりヤバいぞ

2020-05-26

今年2月、アウディと同社専属のドイツチューナであるABT(アプト)スポーツラインが共同開発した、世界限定150台の希少モデル「RS6アヴァント・ノガーロ・エディション」を発表しましたが、その中の記念すべき1台目がドイツ・ディーラのAutohaus Nauenのショールームに展示されることになりました。

この限定モデルは、ABTスポーツラインによってチューニングされたハイパワーモデルで、排気量4.0L V型8気筒ツインターボエンジンをベースに最高出力705ps、最大トルク880Nmまで過激アップ。
パフォーマンスとしては、0-100km/hの加速時間が3.7秒、最高時速は320km/hにまで到達します(但し専用パッケージを付属しなければ最高時速は250km/hまで)。


この”ノガーロ・エディション”と呼ばれるモデルは、アウディが1994年に販売した象徴的なモデル「RS2」から由来しており、その際に使用されたブルーのペイントの名前が「ノガーロ・ブルー(Nogaro Blue)」であったとして、そのデザインへの敬意を表する意味でも今回「ノガーロ・エディション」が登場。
※ノガーロとは、フランス南西部にあるサーキットの名称を指していて、当時の「RS2アヴァント」がフランスのツーリングカー選手権に参戦して、このサーキットにて勝利したことが由来となっています。

この限定モデルには、グロスブラックのアクセントを加えたブラックオプティクスパッケージやチタン製エキゾーストシステム、21インチ(285/30)ポリッシュ仕上げのアルミホイールも装着することで、スポーティさを向上させています。
また、”ノガーロ”という名称を持つ個体は、今回の「RS6アヴァント」が初めてではなく、2014年に発表の「RS4アヴァント・ノガーロセレクション」にも名づけられています。

インテリア内においても特別なデザインが施されています。
シートやドアパネル、ニーパッドにはブラックのアルカンターラ素材を使用し、更にはブラックのアルカンターラを用いたヘッドライナーやコントラストステッチ、フロアマットも準備しています(オプションによってはシートやマットもブルーに設定することも可能)。
そして最後には”Nogaro Edition”バッジが付いたカーボンファイバトリムも設けられ、特別な一台を演出。

価格帯としては、約1,700万円からのスタートと中々に高額ではありますが、恐らくステーションワゴンモデルとしては究極ともいえるこのスペック。
ランボルギーニ「アヴェンタドールLP700-4」よりも強力なパワーを備え、実用性を加味しながらもスーパーカーに引けを取らないパフォーマンスを持った一台は間違いなく買いではないかと思います。

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Reference:motor1.com