テスラ「モデル3」のデュアルモーター搭載モデルはBMW「M3」並みのスペック。但し価格は2倍の約860万円

2020-05-26

先日、テスラのエントリーモデル「モデル3」の四輪駆動(AWD)を搭載するデュアルモーター仕様(2種類)が販売されるとの記事をご紹介しましたが、今回新たにそのモデルの価格がテスラCEOのイーロン・マスク氏のツイッターから明らかに。
テスラは、航続可能距離とシステム出力を最適化したデュアルモーター搭載型の四輪駆動(AWD)でハイパフォーマンス仕様と低価格バージョンの「モデル3」の生産を開始しますが、従来「モデル3」の後輪よりシステム出力258hp、最大トルク430Nmを発揮する上、フロントアクスルにも第2のモーターを搭載するため、更にパワーアップします。


特にハイパフォーマンス仕様となる「モデル3」のパフォーマンス性は、0-100km/hの加速時間が3.5秒、最高時速は250km/hにまで到達します。
イーロン・マスク氏によると、このハイパフォーマンス仕様の「モデル3」は、オプションとなるオートパイロット半自律走行アシスト無しで約860万円から販売されるとのこと。
従って、シングルモーター型の約400万円から2倍以上に跳ね上がるため、この価格アップは正直かなり思い切った価格アップとも言えそう。

ただ、これだけのパフォーマンスを発揮できれば、MBW「M3」よりも15%速く、より良いハンドリング性能を確保できるとのことで、ハイパフォーマンスモデルの位置付けとして改めて考えてみれば、ある意味納得の価格帯ではないかと思ったり。

一方の低価格バージョンは、デュアルモーター搭載AWDのオプションを約56万円にて追加可能で、航続可能距離は全く同じの400km。
0-100km/hの加速時間は4.5秒、最高時速は225km/hにまで到達します。


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Reference:CARSCOOPS