価格は「LFA」の1.5倍以上。レクサスの自律走行コンセプトモデル「KAZE(風)」が公開

2020-05-26

レクサスの最先端技術を一気に凝縮した完全自律型のAI車両「KAZE(風)」のイメージが公開されました。
この個体は、レクサスのトップエンジニアによってデザインされた近未来型のスーパースポーツモデルで、外装やインテリアデザインを全く新しくし、レクサスの象徴を更に進化させたものとなります。


近未来モデルの「KAZE」は、ドライバに焦点を当てたインテリアとなっていて、全体をカーボンファイバにしたボディ構造にアダプティブシートやAR(拡張現実)技術、OLEDライト、軽量ホイール、アクティブエアウィング、KERSシステム、そして魅力ある様々なシステムを備えた自律的でスポーティ性を持つ2人乗りを表現しています。

車体サイズとしては、全長4,566mm×全長2,040mm×全高1,200mm、ホイールベースが2,897mmのスーパーカースタイル。
パワートレインは、排気量5.0L V型8気筒エンジンと電気モーターを組み合わせたハイブリッドエンジンを搭載し、最高出力800hpを発揮。
駆動方式は後輪駆動で、車体重量は1,060kgと超軽量となります。
なお、想定される価格帯としては約6,700万円と非常に高額となり、レクサスの最上位グレードに位置する「LFA」(約4,000万円)の1.5倍以上の価値を持つ一台となります。

Reference:CARSCOOPS

レクサスの車以外のコンセプトモデルは何がある?
関連記事:レクサスが「スーパーヨット・コンセプト」を開発。「LC」エンジン2基を使って900馬力を発揮(2017/1/15投稿)

レクサスは、アメリカのマイアミにて開催されたブランドイベントにて、コンセプトモデルとなる「スーパーヨット・コンセプト」を公開。
この「スーパーヨット・コンセプト」には、今春発売予定の「LC500」に採用されている排気量5.0L V型8気筒エンジンが2基搭載されており、その最高出力は900psに到達するとのこと。

トヨタは過去これまでに、数種類のプレッシャーボートを開発・販売しており、約900隻ものボートを販売。
今回のこのモデルは、これまでのものとは全く品質の異なるラグジュアリーなものに仕上げたとのことです。
その特徴としては、ボディのほとんどが炭素繊維プラスチックで生成されており、デッキ上部と船体がシームレスに結合されているということ。
製造されている工場は、レクサスのフラッグシップスポーツカー「LFA」と同じ工場とのことで、極限られた者だけが製造を任されるものとのこと。
また、従来ガラス繊維を使用していたボディを炭素繊維プラスチックに変更したことにより重量も約1,000kg程軽量化。

また、レクサスのノウハウを生かした設計によって空気抵抗を最大限に抑え、さらに強力な剛性力があいまって絶妙なハンドリングを実現しているとのこと。
その他にも、船内では快適なひと時を送れるようにレクサスのスペシャルサラウンドシステム「マークレビンソン」や4G LTE接続を介してWi-Fiも装備されており、まさにラグジュアリーな一台となっていますね。